3部分:第三章
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んだ」
熊はまずはそう述べた。
「俺は隠し事はしない。いいな」
「ああ」
一同その言葉にはまずは頷いた。
「それでだ」
そう前置きしたうえで語りはじめた。
「そんなものはねえな」
「おっ!?」
「大きく出たねえ、また」
仲間達はそれを聞いて面白そうに述べた。
「だって本当だからな。さっき出て来たものはどれも怖くとも何ともねえんだ」
自信たっぷりといった様子でそう述べる。
「喧嘩も負けたことがねえ。強いて言うならこの酒と鉄火巻きが怖いな」
「だから飲んで食って始末しちまうってわけだな」
「ははは、そういうことだ」
と落語から話を取って言う。
「それだけだな、怖いのは」
「凄いねえ、その肝っ玉」
「こりゃ熊さんに適う奴はいないってわけだな」
「おう、そういうことさ。それでだ」
熊はいささか調子に乗ってそのまま話をしてきた。ところが。
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