小さな拳
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するとシェリアさんと友達になったウェンディが帰ってくる。その表情は新しい友達ができて嬉しいのか、頬が緩みっぱなしだ。
「お帰り、ウェンディ」
「すげぇバトルだったぞ!!ウェンディ」
「あたし感動しちゃった!!」
俺とナツさん、ルーシィさんがウェンディを褒めるとウェンディは頬を赤くし恥ずかしいような嬉しいような表情をする。
「よく頑張ったな、ウェンディ」
「いいもん見せてもらったぜ。」
エルザさんとグレイさんもウェンディの健闘を称える。
「さーてそれじゃ!宿に帰るとするか!!」
「だな」
「うん!!」
ナツさんがエルザさんの方を振り返りながらそう言い、グレイさんとルーシィさんが賛同する。
「あの・・・一応ウェンディに傷とか残ってないか見てから戻りたいので俺とウェンディ、医務室に寄ってきてもいいですか?先に帰ってもらってていいので」
俺はシェリアさんとの戦いでボロボロだったウェンディが心配でそう言う。シェリアさんの治癒魔法で見た目的には傷が残ってないように見えるけど、ポーリュシカさんに見てもらった方がいい気がする。
ポーリュシカさんに「なんで見せに来なかったんだい!!」とか言われるのも目に見えてるし。
「おう!!わかった!!」
「ウェンディをよろしくね!!シリル」
「はい!!」
「よろしくね、シリル」
ナツさんとルーシィさんに返事をする俺と俺に手を合わせるウェンディ。
「夜までには戻ってこいよ。たぶん今日も宴会だから」
「うちはいつでもそうでしょ?」
「まぁいいではないか」
グレイさんとルーシィさんとエルザさんがそう言い、足早にドムス・フラウから出ていく。
「じゃあ行こっか、ウェンディ」
「うん!!」
俺とウェンディは手を繋ぐと医務室に向かって歩いていく。その時ドムス・フラウの観客たちの入り乱れる出入り口で一騒動あったらしいが、俺たちはそれに気づくことはなかった。
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