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M?R - メルヘヴン - 竜殺しの騎士
015話
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「アル、大丈夫なの?」
「ああ心配かけてごめんねベル、俺よりジークの方がおそらく重症だ」

サードバトル終了後、アルヴィスとジークは迅速に城の中へとかつぎ込まれ手当てを受けている、ザ・スキュラ。ダークネスARMの中でも上位に位置する程の力を秘めているARMでありその呪いは非常に強力で肉体を確実に蝕む程の呪いを対象に与える。アルヴィスよりもジークに集中していたダークネスの呪いは酷いダメージを与えていた。

「いやぁ参った………身体が、動かないな……」
「無理しすぎですぞジーク殿!あれほど強力なダークネスを受けながらそのうえ新たにダークネスの呪いを受けるなど正気の沙汰ではありません!!」
「そうだよお!!ジークさんの身体が今どうなってるのか知ってるの!!?」
「そんなに、酷いのか?」

エドとスノウにお説教されながら自分の体の事を聞くジーク、いったい自分の身体がどうなっているのか全く解らない。戦いの最中は必死だった為か体のことなど気にしている余裕など一切なく戦っていたが、温厚な二人が激怒するほど酷いものなのか?

「よぉく聞いてください!筋肉は断裂寸前、神経はズタズタ、加えて極度の疲労が体に蓄積しております!!アルヴィス殿は比較的症状は軽くホーリーARMを使用すれば明日には全快するでしょうがジーク殿は別です!!!暫し安静にしてくだされ!!」
「無茶しすぎやでジーク、特に最後の一撃。あれが自分の体を大きく傷つけた原因のひとつやで?」
「矢張り、か………」

自分が横になっているベットに立て掛けられているバルムンクを見ながらそういうジーク、正直宝具の発動でここまで体にガタが来ているのは何となく予想が付いていた。ダークネスの呪いで身体がボロボロになっている所に魔力を強引に捻出し発動した為身体には予想以上の負担がかかっていた。

英霊を象徴する力宝具、未だ届かぬ英霊の領域。自分がやった事は適切に行う事が出来る実力の範囲を超えていた、その為身体には大きな負担が掛かってしまった。

「わ、解っててあんな物ぶっ放したんすか!?」
「まあな。アルヴィスと約束をしたかな、全力を出すと。どうだアルヴィス、俺は、お前の信用に足る人物だったか?」
「―――ああ、勿論だ。そしてチェスを倒すにはお前の力が必要だとわかった、宜しく頼むよジーク」
「任せろ」

漸く仲間と認められて嬉しそうにするジークだが不意にドロシーの表情が視界に入ってしまった、悲しげな悲しそうな表情が。彼女に声を掛けようとした時、扉が開いた。

「すみません、少し宜しいでしょうか?」
「あれポズンじゃねぇか、如何したんだ?」

入ってきたのは審判役をしているポズンであった、いったい何のようなのだろうか。

「申し訳ありません、ウォーゲームは三日おきに一日お休み
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