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魔法少女リリカルなのは 世界を渡りあるく者
問題児編 第1章 手紙に誘われ
ギフトカードに写るのは
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った

ただ、その傷も数秒経ったらほとんどふさがっている。やはりこの空間をどうにかしなきゃいけないな

「ティアナ!盤を開く。追撃10秒!!」

「了解!」

白夜叉が出来たことがおれに出来ないはずは無い。カケラーー即ちゲーム盤を用いてこの世界を上書きする。向こうもこちらの意図を理解し俺を妨害しようとするが、ティアナがそれを許さない。エクリプスをちらつかせるだけで向こうは防御に全力をまわす必要がある。そうしなければこちらを妨害できても自分が落ちると分かっているらしい。ようは

「油断大敵...だ」

俺たちを前に油断したのが早計だったなってことだ

「開け!」

叫ぶと同時に開いた左手に青い結晶が現れ、閃光を放つ



光が収まった後、白夜の世界はなに一つ無い夜の砂漠に変わっていた

「くっ。いつから気がついておった」

白夜叉が苦虫を潰した様な顔をしながら問いかけてくる

「中盤あたりで、消費魔力量から考えられる総魔力量と最初に感じたオーラが一致してなかった。だから、なにかしらの条件下で強化されるのだろうと考えたときに、その世界が本当に貴方の原風景、もしくは存在を表すのならあのゲーム盤自体をどうにかすれば解決できるかって考えた。そしたらさっきの疑似太陽、あれ生成するのにずいぶんと魔力が必要だった様だな。供給ラインが見えたから確信を持てたんだ」

説明している間にティアナが俺の横に戻ってきた。その顔には疲れが浮かんでいるが目は大丈夫と訴えている。それを横目で確認して、視線を白夜叉に戻す。向こうは扇子で口元を隠し、いきなりパシッと閉じてゆっくり頷いた

「なるほど。我ながら焦ったということかの。それにしてもあれは防がれることを期待して放ったが、まさかゲーム盤を変えられるとは。すまない、訂正しよう。そなた達は強い。少なくともこの状況、条件では勝つことはできないと思うほどには」

白夜叉の言葉は完全上から目線だったが、それに対して俺たちは文句を言えなかった。事実そうだ。悔しいが、今回の殺しなしという条件は俺たち以上に白夜叉を縛っていた。最後の疑似太陽、あれは俺でもーーティアナがいる限りないがーー消えることを覚悟して挑まなきゃいけない。それを防がれるのを期待してというのなら、最大火力はもっと凄まじいものなのだろう。そして、あれだけのものを制御して放てるのなら今まで防御してきた攻撃など子供の戯れに等しいものなのだろう、少なくとも向こうからしてみれば。あれ以上のものを無限に放つことはできたはず、それをしなかったのは単に俺たちが耐えられないと踏んだのだろう。単発なら耐えられる、十でも白だって耐えてみせよう。だがそれが千、あるいは万、もっともっと無限に続いたらどうだ?確実に防げるといえるか?それこそ絨毯爆撃のよ
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