第三十二話 加藤中尉!作者は折り鶴を折れない!!その六
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「結局環境ってあれですよ」
「自分が如何にいい場所で過ごせるか」
「それを守るかどうかですよね」
「それが環境問題ですよね」
「その通りだ、環境問題とはだ」
悪田部もこう言う。
「自分達がいい場所で住める様にすることだ」
「結局そうですよね」
「野生動物の保護とか産業廃棄物を流すなとか言いますけれど」
「やっぱり核心はそこにありますよね」
「自分がいい場所で住めるかどうかですよね」
「人間にはエゴがある」
無論エゴばかりではないがだ。
「そのエゴから考えていくとだ」
「環境問題は自分が気持ちよく過ごせる場所を守ること」
「そうなりますね」
「ゴミの中より過ごすより清潔な中で過ごす方がいい」
中にはそうではない人もいるがだ。
「汚い空気と奇麗な空気どちらがいい」
「奇麗な空気です」
「断然そっちです」
「そういうことだ、そこに大層なものを入れるとだ」
環境を守る為に云々と言い出すと、というのだ。
「おかしくなる」
「色々いますね、最近」
「環境を守る為にどうとか言う人」
「スピリチュアルの奇形っていうか」
「明らかにおかしなこと言う人が」
「どんな素晴らしい考えもおかしくなる可能性がある」
これは人の世にあるあらゆる宗教、あらゆる思想でも同じことである。
「環境問題も然りだ」
「原発問題でもそうですね」
「俺達体内に中性子爆弾搭載してますけれど」
「これを原発にも使えますけれど」
「チェルノブみたいに」
こうした名前のゲームもあった、文字通り人間発電所となっている主人公が活躍するアクションゲームだ。
「けれどですよね」
「原発問題もおかしな人いますね」
「この作品世界では胡散臭い連中の背後関係は暴かれてますけれど」
「ガチで背後関係って言えるもの持ってる連中もいますね」
「反原発を唱えている連中の顔と名前を確認する」
まずはだ。
「その後従軍慰安婦だの戦争責任だの環境だの言っている人間、北朝鮮を擁護している人間の顔をと名前を確認する」
「あとベ平連とか市民団体ですね」
「沖縄の基地反対とか」
「ソ連崩壊前にソ連擁護してた奴とか」
「年代は結構ありますけれど」
「実に面白いことにだ」
悪田部は無表情にシニカルに述べた。
「一致しているな」
「ですね、全部の運動にですよね」
「同じ連中が顔出してますよね」
「東大法学部出て弁護士から某政党の代議士になった女とか」
「世界一周主催している政治家とか」
「怖い位一致してますね」
「どういう訳か」
本当に何故か反原発を言う人間は従軍慰安婦の問題にも関わっていたりする、そして北朝鮮寄りであり市民活動にも明るい。このつながりは何であろうか。
「ええと、何か不気味なものありません?」
「っていう
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ