第33話 翡翠の守護者、過去を語る
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「お・ま・え・な〜〜〜っ!!」
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」
「茜雫!待ぁてコラァッ!!」
「や〜だよ!」
「コラァァァッ!!」
「アハハハハッ!」
「ははは………」
何時の間にか兄妹の追いかけっこが始まり、それをそばで見ていた九番隊隊長は苦笑するしかなかった。そんな彼女の視線に気付いたのか海斗は気恥ずかしそうに咳払いをし、朔夜にある指示を出した
「朔夜、突然で悪いが連絡を入れてほしい所がある」
「連絡……ですか?」
「ああ、正直今の海鳴には厄介な連中が多い。今の海鳴市は魑魅魍魎が跋扈する魔都になりかけてる……鉄龍騎兵団だけじゃ手が足りない。だから助っ人を頼むんだ」
「はぁ…それで、一体どこに連絡を?」
朔夜の質問に海斗はアッサリと応えた
「あぁ、奴良組と学園都市、それと総務省に特異災害対策機動部二課……あ、いや…『S.O.N.G.』に連絡だ。頼んだぜ?」
「……………え?…え?」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ……!?」
この後、鉄龍騎兵団 九番隊隊長の壮絶な叫びは海斗の部屋に留まらず、本部全体まで響いたのは言うまでもない。
そしてその1週間後…関東各地に住む少年少女たちにある連絡が届いた。
浮世絵町 奴良組本家で…
「リクオさま〜お手紙が届いてますよ〜」
「手紙?」
学園都市のある学校の教室で…
「上条…これで補修は何度目だ?」
「え、え〜とですね?これには色々事情と言うものがありましてね?」
「ほう?で?」
「あの、前にも話したウチの居候の暴食シスターがまたも電子レンジを爆発させて部屋を壊滅させてそれを掃除するという想定外が発生しましてその結果補修をやり損ねた事態が発生しま…」
「言い訳はいいからサッサと始めろぉっ!!」
「はいぃっ!すいませんでしたぁっ!!」
それから数十分後…
「お、おわりました〜……」
「おう、おうかれ!後の採点はこっちでやるからもう帰っていいぞ」
「はい〜……」
そう言って上条が帰り支度を始めていると廊下で待っていたのか千鶴がドアを開けて入って来た
「土方先生、当麻君。お疲れ様です」
「おう、わざわざスマネェな」
「ありがとう雪村…お前のその優しさは上条さんの心を癒してくれるよ…」
「ふふっ…どういたしまして!」
そんな
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