機動戦士ガンダムSEED編
第20話
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で戦いを仕掛けてくるから最悪だよ。……スパロボLの状態だったらどんなに良いことか。
ふとキラを見てみると何か納得がいったような顔をしていた。オレの話で何か思うところがあったらしい。
……スパロボZの時期にオレの話を思い出してくれたら幸いだ。頼むから原作通りの行動なんて起こさないで欲しい。切実に願う。
「参考になったか?」
「はい。まだ何となくですけど……どうすればいいのか見えてきた気がします」
その顔は食堂に入った時とは違い、憑き物がとれたように迷いのないものに代わっていた。少なくともこの後の戦闘は大丈夫そうだ。そう思った時、唐突に誰かがオレの肩を軽く叩いてきた。
誰かと思いその人物の方へ振り向くと、そこにはトレイを手に持ったムウが立っていた。
「よう。お二人さん、何話してたんだ?」
「フラガ少佐。どうしたんですか?」
「どうしたって、飯を食いに来たんだよ。食える時に食っとかなきゃいざという時力が出ないからな」
その言葉を聞いて、ああそういえばオレも腹ごしらえにここに来たんだったと今更ながらに思い出した。
…キラとの話に夢中で食事に手を着けるのも忘れていた。全く、ムウが来なかったら食べ損ねるとこだった。危ない危ない。
急いで目の前の食事を掻き込むように胃袋に入れていく中、ムウはオレの行動に若干呆れながらこちらの隣に座った。
「そんなに急いで食わなくてもいいだろ……。まあそれだけ食い意地張ってりゃこの後の戦いも大丈夫か。
そうだ、坊主も食っとけ。現地調達だからうまいぞぉ、これは」
そう言ってムウは自分のトレイに入れてあったケバブの一つをキラに渡したのだった。………オレの分は無いんですか?
「フラガ少佐、オレの分もプリーズ」
「そんだけの量を食っといてまだ欲しがるのかよ…」
「いや、人が食べてるの見ると欲しくなる時ってあるだろ?という訳でください」
「はぁ……、別にいいけどよ。お前周りからよく食うなって言われないか?」
そう言われてここに来るまでの事を思い出してみる。……そういやハロに結構言われてたっけ。『お前一人でそれなりに食費が掛かる』とか何とか。何か転生してこの体になってからよく腹が減って仕方がないんだよなぁ。疲れた時なんかは特に。……この体って人より燃費が悪いのかね?
そんなオレ達の様子をキラはケバブにヨーグルトソースをつけて食べながら見ていた。
「おっ、ケバブにヨーグルトソースとはわかってるねぇ。やっぱケバブはヨーグルトがうまいよな」
オレのトレイにもケバブを入れながら、ムウは自分の好みと同じ食べ方をしているのを見て嬉しかったのか知らないがそうキラに話していた。それに対しキラは何か思い出したようにムウに喋りかける。
「あの人の影響…です
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