暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico35カウントダウン〜Overture to Ruin〜
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達に「じゃあな」シュヴァリエルは言い放って、見えなくなるほどにまで上昇して行って・・・消えた。

「・・・くそっ・・・」

――女神の祝福(コード・エイル)――

ルシルの全身が蒼い魔力に包まれると、シュヴァリエルに負わされてたダメージがすごい勢いで回復してく。1分ほどで完治したルシルは「・・・タダで転んでたまるか。見ていろ、シュヴァリエル・・・絶対に、逃さない!」そう言って悪魔のような微笑みを浮かべた。あ、でもそんな表情も格好良いかも?

†††Sideイリス⇒ルシリオン†††

俺たち特戦班は合流するため、シャルの実家に集まることにした。アリシアが騎士カリムとシスターシャッハを伴って現れた時は少々驚いたが、海鳴市に居るシグナムとシャマルとザフィーラを除く特戦班が無事に合流を果たすことが出来た。そして今は応接室にて、俺たち特戦班が所属している機動一課・スノー分隊の隊長フィレスと通信を繋げ、互いの現状報告を行っていた。

『まずこちらの状況を報告ね。機動一課も厳しい状況だったけれど、騎士シャルロッテから預かっていた神器のおかげで、ドラゴンハートの襲撃はなんとかなったわね。ドラゴンハート5名、連中が持っていた神器ともに厳重に凍結封印、クラナガンの悪夢の際に回収した神器も奪われずに済んだのだけど・・・。・・・まぁ、リンドヴルムの初撃で隊舎が半壊してしまったけど』

フィレスの背後には崩れた建物――機動一課の隊舎が映り込んでいて、見るも無残に半分が崩れていた。だが、神器を奪われなかったのは実に喜ばしい事だ。

「それじゃあお姉ちゃん。今度はこちらの状況報告。ザンクト=オルフェンにてドラゴンハートの隊長シュヴァリエルと、副隊長のハート2と交戦。結果は・・・」

俺たち特戦班の班長であるセレスは申し訳なさそうに顔を伏せた。俺以外のメンバーも沈痛な面持ちで、特に酷いのがすずかだ。よほど泣いたのか目の周りが赤い。ちょっと見えない間にケリオンとの仲が進展していたようだ。ケリオンが普通の人間だったなら応援してあげたかったが・・・

「共に敗北。シュヴァリエルとハート2はその後離脱。そして・・・当班で保護していたジョン・ドゥ、本名をケリオン君が、広域指名手配犯のレーゼフェアに拉致されました。彼女はどうやらリンドヴルムと繋がってるようです。そして、ケリオン君の正体も判明しました。その・・・」

セレスは一度区切り、すずかの方を見た。すずかやみんなはケリオンを人間の男の子だと信じて疑わなかった。俺とてそうだ。だからそのショックは大きいだろう。俺はさらに、彼があのアールヴヘイムに存在した転移門だと知ったこと、そしてリンドヴルムがアールヴヘイムに渡っていた事実に大ショックだった。

(だが、この情報は俺に希望をくれた。すずか達みんなには
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