暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico35カウントダウン〜Overture to Ruin〜
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らしい可愛い笑顔だ。シュヴァリエルに背中を押されて部屋に入って来たケリオンを見た途端に「やっと逢えた♪」ローフェティタがケリオンに抱きついた。
「さぁ、全て揃った。さぁ、アールヴヘイムへの道を・・・開け」
「すぐには無理。この下位次元とアールヴヘイムを含めた高位次元を繋ぐにはそれなりの準備が要る。1ヵ月以上ケリオンと離れていたし、調整も必要だし」
ガクッと肩を落とすシュヴァリエル。そんな彼の様子を見ていたレーゼフェアが「はい、残念♪」ケラケラ笑い声を上げ、「ザマァだね♪」日頃シュヴァリエルに馬鹿にされているアイリも笑い声を上げた。
「まぁいい。それで、門を開けるまでどれだけ掛かるんだ?」
「門を開けるのならすぐにでも。だけど、次元を繋げるには最速で7時間くらいは要るかもね。そんなに時間を掛けないと繋げないわけ、下位次元と高位次元はね。ラグナロク後、界律が時間を掛けて神秘の残滓が根強い世界と、弱い世界を隔て、高位次元と下位次元という、また新しい次元の壁を創った。今となってはその2つの壁に穴を開けられるのは私とケリオンくらいね」
「7時間・・・。部隊編成などに費やせばあっという間か。いいだろう。7時間後に迎えに来る。レーゼフェア、ご苦労だったな。もう帰っていいぞ」
「はーい。また何かあったら呼んでよ。じゃあね」
――
影渡り
(
シュルプリーズ
)
――
レーゼフェアは自身の影の中へと敬礼しながら沈んで行った。シュヴァリエルは踵を返して扉を開け、「アイリ。お前は時間まで2人の世話役だ。いいな?」と、アイリに命令を下して部屋から去って行った。
「べー、だ!」
アイリは、そんなシュヴァリエルの背中にあっかんベーをし続けていた。
――アールヴヘイム再侵攻まで、残り7時間――
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