暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico35カウントダウン〜Overture to Ruin〜
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んだから。そんなレーゼフェアはすでに攻撃体勢に入っていた。至近距離だからルシルは避けられないし防御も間に合わない。でもさっき放った烈風刃が、ルシルをそんな危機から救いだした。烈風刃によって大きく移動させられたルシルは、レーゼフェアが放った影の拳から逃れることが出来た。
「シャル!?」
「1つ貸しね!」
空の上でルシルと合流を果たす。そして「ルシル! ん・・・!」わたしからキスをする。魔術師化してるルシルとキスをすると、わたしの内に居るシャルロッテ様の前世、魔術師としての能力が蘇る。神秘も当然発生して、“ドラウプニル”の効果に上乗せ。そこに絶対切断能力も加われば・・・
「鬼の目に金棒だね♪」
『とんでもない珍解答ね、イリス。鬼が泣くよ、目に金棒なんて喰らったらね。正しくは鬼に金棒。忘れちゃダメよ?』
「ヤー」
「君とシャルロッテがどんな会話をしているのか想像がつくよ。とりあえず、さっきは助かった。ありがとう」
「どういたしまして。じゃあ・・・どうしようか」
シュヴァリエルとレーゼフェア、“エグリゴリ”の2人と対峙する。シュヴァリエルはルシルの全力でようやく渡り合えるような怪物。レーゼフェアは、チンクとトーレを一瞬にして戦闘不能にしたし、まだまだ実力を隠してると思う。どっちも次元世界トップクラスの強敵。
「ここで剣神の登場か。救われたな、神器王」
「でもさ、僕とシュヴァリエルの相手じゃないよ。良い機会だから神器王と剣神、一緒に殺しちゃおうよ」
レーゼフェアは指をポキポキ鳴らしながら歩み寄って来ようとした。わたしとルシルは最大警戒で身構えて、すぐにでも行動に出られるようにしたんだけど、「おい、待て」シュヴァリエルが制止の声を掛けた。
「なんだよ、シュヴァリエル」
「お前、俺の依頼通りに来たって言っておきながら反故にする気か?」
「え〜?・・・あ、あぁ、そうか。ちぇ〜。しょうがないなぁ。依頼通り、攫ってくるよ」
――
影渡り
(
シュルプリーズ
)
――
レーゼフェアが自分の影の中へと沈んでく。と、「待て! シャル、レーゼフェアを止めるぞ!」ルシルが“エヴェストルム”の穂先から蒼光の砲撃を放った。わざわざ引き止めるなんて何考えてんのって思ったけど、攫ってくるよ、って言葉にはわたしも引っかかるから、「飛刃!」絶対切断に神秘を付加した斬撃を一閃飛ばす。でも、「間に合わない・・・!」ルシルやわたしの攻撃よりも早くレーゼフェアは影の中に消えた。
「シャル、今すぐはやて達の元へ! ケリオンを拉致されたら終わりだ!」
「いやいや、ケリオンって誰よ!」
初めて聞く単語にちょこっと混乱。だからそう訊いたんだけど、「おっと。剣神もここで行き止まりだ」シュヴァリエルが片腕のま
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