第二百六十五話
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第二百六十五話 三個四個と
赤音は操る光のボールを増やしつつ練習していった、二個から三個そして四個にだ。その四個のボールを跳ねさせつつ。
自分の使い魔達にだ、こう言った。
「三個まではね」
「うん、いけてるね」
「コントロール出来てるね」
ジップとハリーも赤音に答える。
「その数まではね」
「充分いけてるよ」
「けれど四個になると」
「それが」
「ちょっとね」
実際に四個のボールを同時に動かしつつ言う。
「無理が出て来てるわね」
「じゃあその四つのボールを」
「万全に動かせる様になってから」
「それからね」
「五個に挑戦するんだね」
「そうするわ」
実際にというのだ。
「四個で難しいから」
「この四個に慣れたら」
「それからね」
「五個に挑戦する」
「そうするのね」
「そうするわ、四個で難しいから」
だからだというのだ。
「この四個で挑戦するわ」
「それがいいわね」
ジップが答えた。
「私もそう思うわ」
「私もよ」
ハリーもこう主に言う。
「まずは四個よ」
「そうよね」
「これまではいけてたから」
三個まではというのだ。
「四個で慣れて」
「それからね」
「五個にするのね」
「そうするわ。まずは慣れることよね」
ボールを同時に何個も扱うそれにというのだ。
「だからそうするわ」
「徐々に、そして確実に」
「そういうことよね」
「いきなり五個してみてわかったわね」
「徐々にね」
「そう、一個二個三個で」
そして次はというのだ。
「四個に慣れてね」
そうしてから五個にしていくというのだ、赤音は色々とやってみてそれで段階的に進めていくことにしたのだ。
第二百六十五話 完
2015・8・24
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