第三幕その一
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第三幕 飛行船に乗って
朝起きてです、まずは。
皆で朝御飯を食べました、今日の朝御飯はオートミールです。大麦を牛乳で炊いたそれをスプーンで食べてです。
恵理香はオズマにです、こう言いました。
「そういえばなんですけれど」
「どうしたの?」
「はい、オートミールですけれど」
「日本ではよね」
「はい、実はあまり食べないです」
「そうよね、日本ではお米のお粥よね」
「それがオートミールみたいになっています」
恵理香はこうオズマに答えました。
「最近オズの国でもお粥食べますけれど」
「ええ、日本のお粥も中国のお粥もね」
そのどちらもというのです。
「食べる様になったわ」
「そうですね」
「けれどこうしてね」
「オートミールもですね」
「今もよく食べるのよ」
「これはやっぱりアメリカですね」
「そう、アメリカではオートミールを食べるからね」
それでとです、オズマは恵理香に答えました。
ですがその恵理香にです、ジョージはこう言いました。
「最近そうでもないよ」
「アメリカでもオートミールはあまり食べないの」
「朝はね、コーンフレークとかが多いよ」
「オートミールじゃなくて」
「だって手軽に食べられるから」
これがコーンフレー樹を食べる理由だというのです。
「だからね」
「コーンフレークはお皿の上に出して」
神宝もそのコーンフレークについてお話します。
「そこに牛乳をかけたらいいからね」
「すぐに用意が出来るよね」
「うん、それで食べられるよ」
「栄養もたっぷりだしね」
最初からかなり入れているのです。
「だからね」
「それでなんだね」
「僕もよく食べるから」
「そういえばジョージはオズの国でもよくコーンフレーク食べるね」
今度はカルロスがジョージに言いました。
「おやつでも」
「うん、手軽に美味しく食べられるから」
「だからだよね」
「食べるよ」
「そういうことだね」
「そうだよ、まあとにかくね」
ジョージはあらためて言いました。
「アメリカでも最近はそうだよ」
「オートミールを食べることが減ってるの」
「そうなんだ」
恵理香にも答えたのでした。
「僕もそうでね」
「そうなのね」
「けれどこのオートミールは」
ナターシャは静かにそのオートミールを食べつつお話します。
「かなり美味しいわね」
「うん、そうだね」
味についてはです、ジョージもその通りと答えます。
「おかわりが欲しい位だよ」
「何杯でもどうぞ」
ジョージにです、オズマは微笑んで答えました。
「そして楽しんでね」
「そうさせてもらいますね」
「食べる回数は減っていても嫌いではないわよね」
「大好きですよ」
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