―真実を語る者の謎―
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ネオス》でダイレクトアタック! ラス・オブ・ネオス!」
「リバースカード、オープン! 《ガード・ブロック》!」
ただしそう上手くいくわけもなく、ネオスの攻撃は惜しくもカードの束に防がれ、ミスターTに一枚のドローを許してしまう。
「……メインフェイズ2、カードを二枚伏せてターンエンド!」
「私のターン、ドロー」
ネオスの召喚に加えてカードを二枚伏せたことで、十代は持ち得る手札を全て使い切る。フィールドのネオスを前面に押し出し、このまま押し切るつもりか。
「私は魔法カード《ダーク・バースト》を発動。墓地の《マリスボラス・スプーン》を手札に加え、そのまま召喚する」
攻撃力1500以下の闇属性モンスターを回収する魔法カード《ダーク・バースト》により、これまで二体のナンバーズのエクシーズ素材となってきた悪魔が、再びフィールドに召喚される。闇属性、低レベル、低攻撃力とサポートカードが潤沢なマリスボラスたちに、再びエクシーズ召喚するのは容易だろう。
「さらに伏せてあった罠カード、《エンジェル・リフト》を発動。墓地から《マリスボラス・ナイフ》を特殊召喚」
その考察は残念ながら現実になってしまうようで、レベル2以下のモンスターを蘇生する罠カード《エンジェル・リフト》により、あっさりと二体のマリスボラスが揃う――が、まだ終わることはない。
「《マリスボラス・スプーン》の効果発動。このモンスターの他にマリスボラスモンスターが特殊召喚された時、墓地からレベル2の悪魔族モンスターを特殊召喚する。蘇れ、《ジャイアントウィルス》!」
今までエクシーズ素材となっていただけで、効果を使わなかった《マリスボラス・スプーン》が遂に牙を剥く。連鎖的に反応するように墓地から《ジャイアントウィルス》を蘇らせ、あっけなくフィールドに三体のレベル2モンスターを揃わせる。
「レベル2の《マリスボラス・スプーン》、《マリスボラス・ナイフ》、《ジャイアントウィルス》でオーバーレイ・ネットワークを構築!」
またもや行われる、三体のモンスターを素材としたエクシーズ召喚。三体の悪魔の力を一つにしていき、さらなる悪魔の力を呼び覚ます。
「エクシーズ召喚。死者の眠りを妨げる冒涜の化身、《No.43 魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッター》!」
そしてエクシーズ召喚されるは、同じエクシーズ素材を要求している――と思われる――《No.96 ブラック・ミスト》ではなく、新たなナンバーズである《No.43 魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッター》。人形使いのような外見に反することはなく、その指からは人形を踊らせる糸が垂れている。
――そしてそのナンバーズの登場とともに、十代のフィールドにも新たなモンスターたちが現れていた。
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