暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第18話 エギルの店での再会
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ろへ退がる。
そしてまた同時に地面を蹴る。
だが、ヴィクトはカゲヤよりも速いスピードを出し斬りかかった。
しかし、カゲヤは動揺せずヴィクトの攻撃を弾いていく。
最初はヴィクトが押しながら攻撃しカゲヤが後退しながら攻撃を弾いていたが徐々に形勢が変わっていき、カゲヤが攻撃しヴィクトが後退する状態に変わる。
ヴィクトは攻撃に移れずどんどん後退させられHPも徐々に減っていく。

「クソッ!」

ヴィクトは悪態を吐くと距離をおくために後方へ跳ぶ。
しかしそれを待っていたのか、カゲヤはヴィクトが後方へ跳んだ直後に地面を蹴り一瞬で距離を詰めると左からの水平斬りを放つ。
ヴィクトは驚き慌てて防御しようとしたが間に合わず攻撃をもろに受け、バランスを崩して倒れた。
その直後ウィナー表示が現れそれと同時に周りにいた野次馬から歓声が上がった。

「クソッ!なんでだ!神速剣を使ったのに……」

ヴィクトは膝に額を押し付け俯きながら呟く。
カゲヤはそんなヴィクトを気にせず剣を鞘に収めるとサキ達の所へ戻る。

「とにかく今日はここで帰りなさい。副団長として命令します」

店の中からアスナの声が聞こえ、その直後キリトを引き摺りながらアスナが出てくる。

「カゲヤ君のデュエルが終わったことですし行きましょう」

アスナはそう言うとキリトを引き摺りながら転移門へ向かっていく。
サキはもう1人の護衛のプレイヤーに帰るように言うとカゲヤと一緒にアスナ達の後を追った。


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