暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第18話 エギルの店での再会
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れた。

「せっかくなんだしカゲヤ君とサキちゃんも一緒に食べましょうよ」

「俺は構わないが……どうする?サキ」

「じゃあ、お言葉に甘えて一緒に食べようかな」

「決まりね!それじゃあ私の家に行きましょう。料理器具は一通り揃ってるから」

そう言った直後、店の外で待機していた護衛の1人の長髪の男が我慢の限界に達したとでも言うように叫んだ。

「お待ちくださいアスナ様。こんなスラムに足をお運びになるだけに留まらず、素性の知れない奴をご自宅に伴うなどと、とんでもない事です。」

するとアスナの護衛の2人の横にいた2人組の1人の茶色の短髪の男も叫んだ。

「サキ様も軽率な行動は慎んでください。副団長補佐なんですから、もう少し自覚を持って行動してください」

アスナとサキはうんざりとした表情になり、アスナは長髪の男に言った。

「このヒトは素性はともかく腕だけは確かだわ。多分あなたより10はレベルが上よ、クラディール」

「カゲヤ君もクラディールさんよりかは上だと思うよ。それとヴィクトさんよりもね」

「な、何を馬鹿な!私がこんな奴に劣るなどと……」

クラディールの半分裏返った声が路地に響き渡る。
逆にヴィクトは何も言わなかったが納得がいかないといった表情でサキを睨む。
途端クラディールの顔が何かを合点したかのように歪んだ。

「そうか……手前、たしか《ビーター》だろ!」

それを聞いたヴィクトは鼻で笑いサキに言った。

「可笑しなことを言いますね、サキ様。この俺がビーター共に劣るわけがないでしょう」

今まで笑顔だったサキの顔から笑みが消え眉根が不愉快そうに寄せられ、何か言い返そうとした直前にカゲヤに止められた。
カゲヤはヴィクトに向かって言った。

「試してみるか?俺がお前よりか劣っていか」

「いいだろう。証明してやるよ。俺がお前より勝ってるという事を」

そう言うとヴィクトは店を出る。
カゲヤもヴィクトに続いて店の外へ出る。
店の外にはいつの間にか野次馬が集まってきていた。
2人が外へ出ると野次馬は円を作るように退いていく。
ヴィクトは野次馬で出来た円の中央付近で止まるとカゲヤにデュエル申請を出す。
勝負内容は《初撃決着モード》
カゲヤは承諾すると、カウントダウンが始まる。
周りは次々と野次馬が集まってくる。
カウントダウンが20を切った所でヴィクトは片手剣を抜き中段で構える。
カゲヤも片手剣を抜き、右足を少し下げ構える。
そしてカウントダウンが0になり『DUEL!!』の文字が弾けた瞬間、両者とも同時に地面を蹴る。
両者ともソードスキルを使わずヴィクトは上段からの斬り下ろし、カゲヤは右下からの斬り上げを放つ。
数秒鍔迫り合いになった後に両者とも後
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