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ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第18話 エギルの店での再会
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トに手を掴まれた相手、アスナはいぶかしげな顔で後ずさる。
キリトはアスナの後ろにいる護衛プレイヤーの殺気の満ちた視線もあって、アスナの手を離し言葉を返した。
「珍しいな、アスナ。こんなゴミ溜めに顔を出すなんて」
エギルは自分の店がゴミ溜め呼ばわりにされ、顔がぴくぴくと引き攣るがアスナに「お久しぶりですエギルさん」と声をかけられると途端にだらしなく顔を緩ませた。
その直後、アスナの後ろにいたプレイヤーが中に入ってきた。
「……あっ!いた!カゲヤくーん!!」
入ってきたプレイヤーはカゲヤを見つけると勢いよく飛びついた。
「!?」
カゲヤは驚いたものの避けずにちゃんと受け止めた。
「サキ、いつも言ってるだろ。いきなり飛びつくなって」
「いいじゃん。いつもそう言いながら受け止めてくれるんだから」
サキはカゲヤに抱きついたまま笑顔で言う。
「次は受け止めないからな」
カゲヤはため息を吐きながら言うがそんなカゲヤをサキは見上げながら言い返す。
「でもこの前もそう言ってたよ?」
カゲヤは何も言い返せず黙っていると
「うわっ!!こ、これS級食材!?」
とアスナの叫び声が聞こえ、カゲヤ達はアスナのいる方に目を向けた。
「取引だ。こいつを料理してくれるなら一口食わせてやる…」
が、キリトが言い終わる前にアスナがキリトの胸倉を掴み顔を寄せながら言った。
「は・ん・ぶ・ん!」
キリトは思わず頷いてしまう。
アスナはやったと左手を握る。
キリトはため息を吐くとウインドウを消しながら振り向きエギルに向かって言う。
「悪いな、そんな訳で取引は中止だ」
「いや、それはいいんだけどよ……なあ、オレたちダチだよな?な?俺にも味見ぐらい……」
「感想文を800文字以内で書いてきてやるよ」
「そ、そりゃあないだろ!!じゃ、じゃあカゲヤは食わせてくれるよな?さっきの言ってただろ!な?」
バカが…そんなこと言ったら……
カゲヤはそう思いながらそろーと顔を動かすと案の定サキが目を輝やけながらカゲヤに向かって言った。
「もしかしてカゲヤ君も持ってるの?S級食材。私も食べたいな〜」
カゲヤはサキに上目使いでお願いされ、断れるはずもなくはぁーとため息を吐き「わかったよ」と言ってサキの頭を撫でた。
サキは嬉しそうな顔をするが逆にエギルはこの世の終わりか、といった顔でカゲヤを見る。
「今度料理作ってやるからそれで我慢してくれ」
そんなエギルを見兼ねてカゲヤは言う。
「わかったよ」
エギルはしょんぼりしながら店の奥へ行った。
「さて、俺たちは行くか」
カゲヤはそう言い店を出ようとしたが途中でアスナに止めら
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