118
[8]前話 [2]次話
時雨月
落とすは涙か
枯れ葉散る
君 居ぬ秋ぞ
夢のまにまに
十月に入ったと思えば、また雨が降ってきた…。
時雨月という別名があるが、今日の雨はまるで…涙を落としているように感じてしまう…。
あぁ…この雨で、枯葉も落ちることだろう…。
そんな寂しく思う彼の居ない秋…。
いっそのこと…夢だと思って成り行きに任せるしかない…。
私には…どうすることも出来ないのだから…。
陰りなき
秋の陽射しに
偲ぶれば
想い届けよ
天の白雲
秋晴の良い日和…。青空から柔らかな陽射しが差している…。
こんな陽射しの中にあると、いろいろなことを思い出すが…やはり、最後には彼への想いへと行き着いてしまう…。
愚かであると解ってはいるが…空を流れる白い雲よ、どうか私を憐れだと思い、この想いを彼へと届けてほしい…。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ