第2話 次元世界と言う存在
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この世界は超科学としての魔法が発達しているって。』
「なるほど。杖がメカメカしいのはそう言う事か。」
俺がそうやってネプテューヌの説明に納得していると、時空管理局はレインカネーターと“俺”を取り囲んだ。
「そこまでだ。大人しく投降しろ!」
「え?ちょっと待て。俺も?」
『まあ、見た目だけなら私達も充分不審者ね。』
管理局のリーダーらしき男の言葉に俺は戸惑う。そんな中、レインカネーターは・・・
【待っていたぞ、管理局!さあ、実験開始だ!!】
管理局の登場に歓喜し、先端にトゲ付きの鉄球のような実の付いた蔓を振り回して管理局のメンバー…だから局員でいいのか?とにかく、そいつらをなぎ払った。だが、全員がなぎ払われた訳では無く、リーダーらしき男を含めた何人かは避けた。
「抵抗するか。仕方ない、撃て!!」
リーダーが命令すると、無事な局員と、なぎ払われたうち気絶していなかった局員が杖を構え、光弾をレインカネーターと俺に向かって放った。
「って、俺もかよ!ぐあっ!!」
ダメージが抜けきっていない俺はあちこちから飛んでくる光弾に当たりまくり、地面を転がった。そんな中、レインカネーターはト◯ロが傘に使いそうなでっかい葉っぱを盾にして光弾を防いでいた。さらに、俺に投げたのとは別の木の実をもいだ。奴はそれを投げるのではなく、ヘタの部分をグリップのように持って、実の先を局員に向けた。すると、なんと木の実の先端から弾丸が発射されたのだ。木の実の正体が銃とは思わなかった局員達は反応出来ず、次々と弾丸が当たって行く。だが、弾丸は彼らの身体を貫かず、服に付着しただけだった。
「何だこれは?」
当然、局員達は付着物を取ろうとする。だがその時、付着物から芽が出た。
まさか、あれも種なのか!?
などと考えていると、芽はどんどん成長し、それと同時に局員は苦しんでいく。
【その種は魔力を吸収して成長する特性がある。】
そう説明しながらレインカネーターは1人の男性局員に近付いた。そして、右手に淡いピンク色の光を宿す。
「不味い!あんた、今直ぐ逃げろ!!」
このままだとあの局員が消されると思い俺は叫ぶが、局員の身体には成長した蔓が絡みつき、身動きが取れない様子だった。
【さあ、実験開始だ!!】
そして、レインカネーターは光る右手を局員に叩きつけた。だが、局員の姿は消えるのではなく、変化して行った。背は縮み、身体のラインが全体的に丸みを帯びる。さらに胸が膨らみ、顔もそう、“女”へと変化した。
「女に、なった・・・?」
【ふはははは!成功だ!!やはり俺の考えは正しかったようだな!!!】
「考えだと!一体どう言う事だ!!」
【お前に言う必要は無い。さて、では練習が
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