第2話 次元世界と言う存在
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・・変身している状態なら、ネプテューヌのサポートのお陰で運転出来るんだけど、変身していない状態だとこうやってネプテューヌに任せる事になっている。
「やっぱカッコ悪いなあ、これ。」
「そう思うなら、免許取りに行ったらどう?」
「そうするよ。」
そんな会話をしながら、俺達は秘密基地に戻った。
秘密基地では基本時にいつも、海里と先輩が待機している。海里はクラスのマドンナ達と近い位置に居るせいでよくレインカネーターから狙われる。うちは両親共働きなので、夕飯時にならないと両親は帰って来ない。だから、夕飯時まで1人で家に居るよりもこっちの方が安全って訳だ。一方、先輩はここのメカニック兼自称司令だから、いつもここで何かを作っている。この前作っていたレインカネーター探知機もそうだ。
まあ、説明はこれくらいにしておこう。
俺達が帰って来ると、先輩が俺達を出迎えてくれた。で、その第一声は・・・
「ついに完成したぞ!レインカネーター探知機が!!」
「「・・・」」
「ん?どうした?」
「いや、レインカネーター倒した後にそんな事言われても・・・」
「普通なら、戦う前にそれを使ってレインカネーターを見つけてやっつけるのが王道なんじゃないの?」
「現実はアニメのように都合良くはいかないんだ。」
俺とネプテューヌ(少女姿)が文句を言うと、先輩は静かに怒りながら反論してきた。
「そうですよ兄さん。それに、今回は間に合わなかったですけど、次にレインカネーターが現れた時に役立つじゃないですか。」
海里も先輩をフォローする。
「まあ、海里の言う通りか。」
「やっと理解したか。では、早速スイッチを入れるぞ。」
先輩はそう言ってレインカネーター探知機のスイッチを入れる。すると、今まで光が灯る事が無かった、円卓の中央にあるレーダーのようなものが光った。
「このレーダーって、この為の物だったんですか。」
「そうだ。怪人体となって暴れているレインカネーターを探知したら、自動で何処に居るのかを教えてくれる。」
「へ〜。でもまあ、今日はもう一体出ましたし、次出てもせいぜい明日ぐらいでしょう。」
「海〜。それフラグだよ。」
俺の言葉にネプテューヌがそうツッコミを入れた時だった。
《ビーッ!ビーッ!!》
基地に警報が鳴った。
「何だこれ!侵入者か!?」
「いや、探知機がレインカネーターを発見したんだ!!」
「はあ!?」
マジでネプテューヌの言った通りになったぞ!いや、今はそれより・・・
「場所はどこですか先輩!!」
「場所は・・・ミッドチルダの首都、クラナガン郊外にある小さな町だな。」
「ミッドチルダ?聞いた事ない国
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