第2話 次元世界と言う存在
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上に落とした。
「まさか・・・」
俺が嫌な予感を感じた直後、落下物は爆発し、ガーデンの周囲は火の海になった。
『これがハードジェッターの装備の1つ、ハードナパームよ。』
「いや、どう考えてもやりすぎだろこれ!!」
『あら?それはどうかしら?』
ネプテューヌがそう言うと、炎の中から人影が現れた。
【おのれ、よくも俺の庭を!!】
それは、身体に生やした植物が焼け焦げ、土のボディだけになったガーデンだった。
「あれ食らって生きてるとか、流石は怪人だな。」
『そうね。さあ、そろそろ決めましょう。』
「おう!!」
俺はそう答えると、エグゼドライブボタンを押した。そして、エグゼドライブ“ネプテューンブレイク”を発動させる。
俺は背中に戦闘機のような翼を広げると、ガーデンの周りを高速移動しながら何度も斬りつける。その間に俺も怪人もどんどん上昇して行く。そして、ある程度上昇した所で離れて着地した。それにより、ガーデンは落下を始める。
「まだ終わりじゃないぞ!!」
俺はネプセイガーをクルリと1回転させて持ち直すと、飛び上がって怪人を下から切り上げた。それにより再びガーデンは上昇して行く。俺はそれを追い越すと、上からライダーキックをガーデンに叩き込んだ。
【ぐああああああああああ!!】
ガーデンが叫ぶ中、俺はそのまま地面に叩きつけた。
【ぐう、お前。俺の邪魔をしたからには、彼をちゃんと他のレインカネーターから守るんだろうな・・・】
ガーデンは身体から火花を散らしながら俺に聞いてきた。
「もちろんだ。俺はこの世界をレインカネーターに好き勝手させるつもりは無い。」
【なら、安心したぜ・・・】
ガーデンはそう言うと、大爆発して消えた。
こうして、初の次元世界での敵を倒す事には成功した。だが、今回のレインカネーターに関しては未だに謎が多く残っている。何故あいつは今までのレインカネーターのように無限の剣製や王の財宝のような英雄の力ではなく、怪人として備わっている能力を行使していたのかについてだ。もしかしたらああ言う能力を持った英雄が居るのかもしれないと先輩は言っていた。だが、奴の行動原理は根本こそ今までのレインカネーターと同じ身勝手な物だったが、今までの奴らが“欲望”で動いていた感じだったのに対し、あいつは“独善”で動いていたような気がする。そう考えた俺は今後の考察の為に倒したレインカネーターの特徴をノートにまとめる事を決めた。
で、今は基地でガーデン以前のレインカネーターの事を思い出しながら纏めているのだが・・・
「兄さん!助けて下さい!!」
急に、海里が飛び込んで来た。何事かと思い顔を向けるとそこには・・・聖祥の女子の制服を着
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