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仮面ライダーゲイム
第2話 次元世界と言う存在
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。何故なら・・・

「まさか“スクライア族の発掘チーム”が複数あったとは・・・」

レインカネーターが標的にすると先輩が言っていたスクライア族の発掘チームは複数のチームに分かれて複数の遺跡で調査を行っていたのだ。

『これは私も盲点だったわ。もう少し待っていて頂戴。』

ネプテューヌもこれは予想外だったらしく、ベルトとハードジェッター内の機器をコードで繋いで作業を行っていた。何でもハッキングで情報収集をしているらしい。先程の調査情報も聞き込みとこれで得たそうだ。

『分かったわ。この南の方にある遺跡よ。』

「何で分かったんだ?」

『それは、私が主人公な女神を元に造られたからよ。』

「何だそれ。先輩の真似か?」

『ええ。ちょっと言ってみたかったの。』

「まあ、それは置いておいて。そろそろ俺たちに隠し事は無しにしてくれないか?仲間だろ?」

『・・・私も出来ればそうしたいわ。でも、まだこの“真実”をあなた達にショックを与えないように伝えるにはどんな伝え方をしたらいいのか考え中なの。』

「はあ?何だよそれ。お前らが色々知ってる背景には衝撃の事実が隠されてるって事か?」

『ええ。多分、そう簡単には受け入れられないでしょうね。』

「分かった。そう言うのなら、深くは聞かないようにするよ。それじゃ、行くか。」

俺はハードジェッターを南に向かって飛ばした。





ハードジェッターから降りた俺は、一度変身を解いて、遺跡の陰に隠れながら進んだ。ここの文明は元は地球よりも発達していたのか、古代遺跡と言うよりも世紀末っぽい感じだ。

『見えた、あそこだよ!』

いつでも変身出来るよう、ベルト状態で腰に巻き付いているネプテューヌが言った。確かに、発掘チームのキャンプらしき物が見える。すると、1人の少年が出て来た。スクライア族の民族衣装らしき独特の服を着た金髪の少年だ。歳は海里と同じくらいだろうか?その少年が向かう先には1人の男が立っていた。

「ネプテューヌ、あいつってまさか・・・」

『うん、間違いないよ。』

そう。その男の顔はネプテューヌが情報収集の過程で描いた似顔絵にそっくりだった。
やがて、少年は男の直ぐ前まで来る。

「あの、僕に何の用なんですか?」

「実は、君に頼みたい事があってな。」

「頼みたい事?」

「ああ。ちょっと、女の子になってくれないか?」

そう言うと男は異形、ガーデン・レインカネーターへと変化した。

「やっぱりか、行くぞネプテューヌ!変身!!」

『刮目せよ!!』

俺は仮面ライダーゲイムに変身すると、ガーデンに飛び蹴りを食らわせた。

「そこの少年!早く逃げろ!!」

「は、はい!」


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