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仮面ライダーゲイム
第2話 次元世界と言う存在
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行けるぞ。」

そう言いながら先輩は作業を続ける。この時、俺はその“遠く離れた場所”と言うのはせいぜい地球の裏側程度だと思っていた。




数日後、俺はまたレインカネーターと戦っていた。

【おのれ!雑種風情が!!】

今回のレインカネーターは金色の海老だ。能力は王の財宝。王の財宝を能力に持つレインカネーターは今の所金ピカばっかりだ。

【消し飛べ!!】

エビ・レインカネーターは背後の歪んだ空間から無数の剣や槍を飛ばして来る。

『海、飛ぶよ!!』

「おう!!」

俺は背中に翼を展開して飛び上がり、奴から真正面へ向けて放たれる剣刀をかわした。

【馬鹿な!飛んだだと!?】

「まだエグゼドライブゲージは溜まっていないが、決めるぞネプテューヌ!!」

『ええ!!』

【雑種の分際で、俺を上から見下ろすな!!】

エビ・レインカネーターは今度は上方向に向けて剣を発射する。俺はそれを避け、時に弾きながら奴の目の前に着地した。そして、ネプセイガーにあるSPボタンを押してSPスキルを発動する。

「『クロスコンビネーション!!』」

【ぐああああああ!?】

SPスキル。それはエグゼドライブとは違いゲージを溜めるのでは無く、魔力を消費して発動させる技だ。その分、エグゼドライブに比べると威力は劣るが、全く効かない訳ではない。

【お、おのれ・・・】

「こいつでトドメだ!」

「『クリティカルエッジ!!』」

【ぐああああああああ!!!】

だが、今の所はこうやってSPスキルを連続で食らわせれば倒す事は出来る。

【何故だ。この俺が・・・雑種ごときにいいいいいいい!!!】

チュドーン!!

だからこの通り、エビ・レインカネーターは爆発した。

『終わったわね。』

「ああ。しかし、今回は珍しくなのはちゃん達が目当てじゃなかったな。」

今回のレインカネーターが近付こうとしたのは、海里のクラスのマドンナの1人であるすずかちゃんの友達、八神はやてだ。車椅子生活をしており、身体が弱いため学校には通っていない。しかし、時々図書館に本を読みに行く文学少女で、よく図書館に行くすずかちゃんとはそれで知り合ったそうだ。

「あの子も中々の美少女だったし、やっぱレインカネーターって言うのは美少女が好きなのか?」

『そうね。好みは人それぞれだけど。』

ネプテューヌの言葉を聞いた後、俺は変身を解いた。ネプテューヌも人間体になる。だが、普段生活する為の少女の姿ではなく、戦う為の大人のお姉さんの姿だ。これには理由がある。

「さあ、乗って頂戴。」

ネプテューヌがバイクに跨ってそう言った。俺はその後ろに乗る。
実は俺、バイクの免許持って無いんだ・
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