014話
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スは残った魔力を総動員し
「13トーテムポォオオル!!!」
ガーディアンとしての13トーテムポールを発動した、地面から飛び出した無数のトーテムポールはラスとロウスを天高く打ち上げる。それでアルヴィスの魔力は尽きてしまうがジークは笑っていた。
「アルヴィス感謝する、そして刮目せよ!これがお前が見たがっていた俺の全力だ!!!」
天高く剣を掲げ、今高らかに竜殺しの英雄は名乗りを上げた。
「蒼天の空に聞け!我が名はジークフリード、我が剣は救いを求める者の為に。望むがままに我が力を見せよう!」
剣を構え愛剣へと魔力を集中させる。嘗てないほどに供給されていく魔力の量、全身から噴出していく魔力、今まで蓋がされていた火山が爆発するかのような本流に魔力を持つ者達は戦慄を覚えた。魔力を持たぬものもそのただならぬ雰囲気を感じ取っていた。
「天を治める魔の邪悪なる竜は失墜し、世界は今、洛陽に至る―――打ち落とす!!
―――幻想大剣・天魔失墜!!!!!!」
真の名が告げられ、幻想の大剣の制約は全て取り払われた。全ての準備が終わり渾身の力と魔力で大剣を振るうジーク。大剣からは半円状に拡散する黄昏の波が斬撃でありながら砲撃としての特性を持った最上級の一撃となりラスとロウスに襲い掛かる。
「「ガあああああああああああああああああああ!!!!!ヴァカナァァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!」」
嘗て悪竜ファヴニールを撃ち滅ぼした剣は真の力をこの世界に見せ付けるかのように天へと伸びていった。その姿は天へと昇る竜にも見えるものでありながら、それを打ち滅ぼす一撃。
「これで、満足、か……?」
「―――っ………」
言葉など出なかった、感嘆の息しか漏れなかった。これが、ジークフリードの全力。
「しょ、勝者、クロスガード アルヴィス&メル ジーク!!!」
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