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M?R - メルヘヴン - 竜殺しの騎士
014話
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「ドロシーちゃん、如何いう事や?ダークネスって事は代償があるんやろ?」
「勿論よ、あのARMの代償は時間が経過するごとに身体が壊れていく事よ」

ダークネスARM、敵に""呪い"を掛ける事が出来るARM。"呪い"を解く方法は、ARM自体を破壊するかホーリーARMを使用するかしかない為、防衛手段が限られる。非常に強力な反面、使用した術者自身も副作用という名の"呪い"の代償を受ける。

ザ・スキュラの代償が身体が壊れて行く事。既に二人の血管は悲鳴を上げており内出血を身体の彼方此方で起こしていた。

「ぐぅ……がぁぁ………」
「これは、参ったな……」
「ウ、ウクククク………まぁああてなぁぁ、直ぐに、止めを刺して……」
「あげる、がはぁ!!か、らなぁ……」

指の先、腕から血が滴り落ちていきながらも、口から血を吐きながらもジークとアルヴィスに止めを刺そうと前へ前へと進んでいく二人。1秒、1秒が経過していくうちに身体は確実に崩壊に進んでいく。だがそれでも使用をやめない二人、以上その物だ。

「(悪竜の血鎧(アーマー・オブ・ファヴニール)が発動していないのか……!?このままだと、ショックで死ぬぞ……!!)」
「ジ、ジーク………一つ、賭けをしてくれ……!」
「賭け……だと?」
「そうだ。俺の、ダークネスを使って、ジークに掛かっている呪いを上書きする……!!」
「なん、だと……!?」

呪いを上書きする、とんでもない方法だ。しかも下手をすれば呪いが重複してしまい更に状況が悪化する可能性が高い。

「ありったけの、魔力で一瞬でも敵の呪いを中和出来るかもしれない……!!」
「………いいだろう、やってくれ!!」
「ああ、覚悟して置け!!!」

魔力を搾り出し全力で呪いのARMを起動させるアルヴィス、同時に副作用である激痛が身体を貫くがそれなど気にせずにジークに呪いを掛ける。当然ARMの格としてはアルヴィスのダークネスの方が低い、がそれが幸いした。

「っ!!うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

身体に掛かった新たな呪い、だがそれは自らの宝具を発動させる切っ掛けとなった。ザ・スキュラはランクとしてはB+に相当する呪い、だが魔術とは違う形式の呪いの為、悪竜の血鎧(アーマー・オブ・ファヴニール)が起動せずにいた。そこへアルヴィスのスィーリング・スカルの呪いが降りかかった。ザ・スキュラとは違い多少であるが魔術に似通った呪いであるために宝具が起動しザ・スキュラの呪いを軽減し身体を自由を取り戻す結果となった。

身体を動かせるようになったジークは全力で敵の懐に飛び込みバルムンクを引き抜き一閃!!敵のARMを破壊することに成功する。それにより呪いは解除されアルヴィスも自由に動けるようになる、そして間髪いれずアルヴィ
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