014話
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を変えていた。その剣をアルヴィスの心臓へと突き刺そうとした時剣は一つの手によって阻まれた。
「な、なんだとぉ!?」
「忘れるな、俺も居る事をな」
剣を真正面から受け止めたのはジークの手であった、鋭利な剣の先端を鷲掴みにしながら剣を受け止めていた。ロウスは更に力を込めて剣を押すが剣は砕けるばかりで全く前へと進まない。
「おらぁ!!」
「ぐああああ!!」
剣を掴んだままロウスを持ち上げ、そのままアルヴィスへ殴りかかっているラスへと投げつけた。激突時の衝撃で攻撃の手が弱まった隙をアルヴィスは逃さす渾身の力で巨大なハンマーごと巨漢を弾き飛ばした。
「無事がアルヴィス」
「ああ助かった、なんて力だ」
少々腕が痺れたといいながらも余裕な笑みを浮かべている相棒に安心の笑みを浮かべる。
「いいぞジーク〜!」
「カッコいいよ〜ジーくん!!」
「そのまま一気にいったれええ〜」
「アル〜!ファイト〜!!」
「すまないラス、吹っ飛ばされちまった」
「構いやしねぇよ、だがまさか俺のギガントハンマーを受け止めるとは思わなかったぜ」
「俺もアームソードが壊されちまったぜ」
互いに自身のウェポンARMが通じないことに少し驚きながらアルとジークのコンビを睨みつける二人、それなりのARMだったのだろうが通用しなかったARM達。正直言って驚きとしか言いようが無い。
「なら」
「こいつだぜ!」
そう言って取り出した全く同じ真っ赤髑髏のARM、それからはなにやらおぞましい何かを感じる。
「何か来るぞ!」
「まずい!あれを発動させては!!」
「「もう遅い!!ダークネスARM、ザ・スキュラ!!」」
同時に発動したARM、二人の懐へと潜り込もうとしていたジークとアルだがそのARMが発動したと同時に動きが完全に停止してしまう。
「かかかかがっ!!掛かったぜ!!」
「もう、終わりだぜ!!」
勝ち誇った笑みを浮かべるラスとロウス、だがその顔色は優れずに身体の色も可笑しくなっていく。
「ま、まずいわよあのARM!!アルヴィス、ジーくんなんとか魔力でそれから抜け出して!!」
「ドロシー一体二人は如何しまったんだ!?」
「ダークネスARM ザ・スキュラ!ダークネスARMの中でも凶悪な奴で発動したら相手を完全に硬直させ激痛を与えながら魔力を奪うARMなのよ!!」
「そ、それってやばいってレベルの物じゃないっすよ!?」
動きを封じられた上に激痛を与え更に魔力を奪っていく、余りにも強力すぎるARM。現状として二人の動きは完全に止まり顔を歪ませている。口さえ動かす事も困難なほど、だがそれに呼応するようにラスとロウスの様子も可笑しくなっていく。
「み、見て!あの二人の様子可笑しいよ!?」
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