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RSリベリオン・セイヴァ―
第五話「女子高なんてナンボのもんじゃ!!」
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んで答えてあげますわ? 何かわからないことがあれば……そうね、泣いて頼めば教えてあげてもよくてよ?」
――何だ、コイツ……
俺は、そんな高慢ちきな彼女にムッとした。もちろん、一夏もだ。
「いいよ、自分たちでわからないところは頑張るから」
と、俺はキッパリと言い返した。
「ああ、勿論。俺たちは忙しいから、邪魔しないでくれ?」
一夏もキッパリと言い返した。
「な、何ですって!? 貴方達、身の程を知った方が……」
そのとき、ちょうど彼女との喧嘩を仲裁するかのように次の授業を告げるチャイムが鳴りだした。
「ま、また来ますわ!?」
と、プンスカ怒って彼女は自分の席へ戻っていった。
2時間目、これも同じISに関する授業だった。やはり、山田先生が何を言っているのかはわからないにせよ、一様ノートだけは取っておこう。
……しかし、さきほどから一夏は窓際に座るポニテ女子の方ばかりを見ている。まさか、一目惚れしたのか? 確かに、可愛い女の子だが……目つきが怖くて性格がきつそうだな?
睡魔に苦しめられたが、ようやく2時間目の授業も終えて俺はまた一夏の元へ向かおうとした。しかし、彼は先ほど見つめていた女子と話しており、彼女が一夏をどこかへ連れだしてしまった。
もしや、知り合なのか?
「あーあー……一夏行っちまったし、一人で休み時間は長く感じるしな? それに……」
先ほどから俺に対して、一夏を見る目とは違う目つきで女子たちが見てくる……やはり、IS学園はイケメンでなければダメみたいだ……
「……早く帰りたい」
俺は、そう愚痴った。それよりも……さっきからあのセシリアという娘がこちらを凄い眼力で睨んできている。これは、相当嫌われたものだ。
それから三時間目。次はなにやらクラス代表という、いわゆる学級委員を決める話をすることになった。
「……と、自薦他薦は問わない。自分はと思う者は手を上げろ?」
千冬が説明し終えると、真っ先に端っこの席に座る女子がビシッと手を上げた。説明早々に希望するのかと思ったが。
「はい、織斑君を推薦します!」
「えっ?」
当然驚く一夏は祖の女子へ振り向く。彼女だけではない。周囲の生徒達も次々と一夏の名を上げていった。
「ま、待ってくれ? 俺は……」
一夏は辞退したい感じであったが、そんな中で不服を抱えて一人席から立ちあがる生徒が居た。
先ほどのセシリアという少女だ。
「納得がいきませんわ!?」
ドン! と、机を叩いて周囲の視線を自分へ向けださせる。
「男子がクラス代表だなんていい恥さらしですわ! このイギリスの代表候補生である私、セシリア・オルコットに一年間もこの屈辱を味わえと!?」
いきなり立ち上がると、俺たちを批判することばかりだ。これだから女というモンは……
さらに、セシリアはこの後も何食わぬ顔で
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