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RSリベリオン・セイヴァ―
第五話「女子高なんてナンボのもんじゃ!!」
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俺と一夏に指をさして見下すように言い続ける。
「大体、文化共に後進的な島国でISを操縦すること自体屈辱で……こんな極東の猿と一緒にされたくはありませんことよ!?」
「イギリスにだって大したお国自慢はないだろ? 不味い料理で何年の覇者だよ?」
そう言い返したのは一夏だった。俺は、咄嗟に止める。
「よせ、一夏……!」
「けど、狼さん!?」
「相手にするな……」
しかし、一夏が言った言葉はセシリアにとって挑発として言い返された。
「い、イギリスにだって美味しい料理はたくさんありますわ! あなた、私の祖国を侮辱しましたわね!?」
すると、彼女はビシッと一夏へ指をさしてこう叫んだ。
「決闘ですわ! もし、貴方が負けたら私の奴隷、小間使いにして差し上げます!!」
「いいぜ? 四の五の言うよりわかりやすい」
「一夏……俺は、知らんぞ?」
一夏は、完全にセシリアの喧嘩を買ってしまった。それを見て俺はため息をついた。
「ところで……あなたは、どうしますの?」
すると、セシリアは俺の方を見た。俺は当然、こんなくだらない喧嘩に参加するつもりはない。
「いや、俺はいい……」
「あら、男だから逃げますの? やはり、男という人種は女より臆病で軟弱ゆえに非力ですわね? まぁ、男性なんて女性と戦ったらすぐに降参するんですものねぇ?」
「……!」
しかし、俺はそんな高慢ちきなクソガキの言葉に、堪忍袋が切れかかりそうになった。男が臆病、俺はつい席から立ち上がった。
「アンタ……」
俺は静かに立ちあがる。
「そんなに、女が『強い』のか?」
「当り前ですわ! 大体、女性と戦って勝てる男性なんていませんわよ!?」
「じゃあ……」
俺は立ち上がると、彼女の元まで歩み寄って激しく睨み付けた。
「そこまで言うなら……この俺とタイマンしろ? ISを使わずに俺とタイマンしろ!」
「な、何を言っておりますの!? 行っていることが無茶苦茶ですわ!?」
「何だ? 女は男よりも強いんだろ? それとも、ISがなければ何もできないのか?」
「な、何ですって……」
「オラッ!」
大きな叫びと共に、俺は拳を握ってセシリアへ勢いよく殴る……フリをした。当然、セシリアは怖がりながら目をつぶって両手で顔を防ごうとする仕草をしていた。
「何だ? 女は強いんだろ? だったら、俺のヘナチョコパンチぐらい華麗にかわすか、その綺麗なお手てで弾くなりしろよ? それとも、ビビってんの?」
「あ、あなた! 女性に対してなんてことを……」
「女性に対し? 女は男と戦えば女が勝つって言ったのはテメェだろ? 女性は強い割には、案外か弱い人種なんだな?」
「な、何ですって!?」
「それに、ISの発展国はこの日本だ。同じ島国だし、威張る立場じゃないぞ?」
「あ、あなた……」
セシリ
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