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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第201話 何よりも強い武器
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ンが怒るかと思ったが、ただ唇を噛み締めるだけだった。
だが、リュウキは軽く首を振る。
「違う。同じじゃない」
はっきりと否定をした。最初は、キリトと同じだった。そう言っていたリュウキだったが、考えが代わった様子だった。
「《PK》じゃない。今回のこれは。異常者。人殺し。相手は、……ただの犯罪者だ」
そのリュウキの言葉に連動したかのように強い光を目に宿すシノン。
「……私も同じ気持ち。そんな奴らに負けられない。《PK》じゃない。同感だわ。さっきの発言を取り消す。このゲームでも《PK》をやってる人は多いし、私も……その手のスコードロンに入っていた事あったけど、彼らもそれなりの、PKなりの矜持や覚悟がある筈。……リュウキの言うとおり。フルダイブ中の意識のない人間を毒殺するなんて、ただの卑劣な犯罪。……人殺し、だわ。……っ」
シノンはこの時ある事を思い出した。
GGOをそれなりにプレイしているプレイヤーであれば 1度は必ず見る場所がある。《新生MMOトゥディ》もそうだし、大手の攻略サイトだってそう。そしてもう1つが、GGO専用の提示版だ。
様々な情報が行き交う事もあれば、色んなストレス、GGO内で受けたものの捌け口ともなっている場所。シノン自身は、そんな所は見たりはしない。攻略の情報に関しては 確認する事はあっても、自らの中の失態。……以前負かされた相手を考えたら、確かに屈辱的な敗北だったが、それを 第三者が多く観覧している様な場所に打ち込んだりはしない。
したいとすら思わない。
だが、彼女の知り合いが その場所を見ているのだ。そして その場所で《ある事件》が起きた。
突如、大手の運営が管理している巨大サイトである場所が、《ハッキング》されたのだ。
突然の事であり、対応が後手後手になってしまったのは仕方がないだろう。GGOが生まれて、サイトが生まれて、そのような事は一度たりともなかったからだ。それなりに、セキュリティには気をきかせていた様だし、ネット・パトロールもしていた。だが、それは突然やって来たのだ。
そして、一方的に 場を荒らし、炎上に近い形になった。それでも 直ぐに消えた事、それ以降は何もなかった事だったから、悪戯の範囲内と言う事で、深くまで調査はしなかったらしい、との事だ。
そのハッキング主がした事は、《死銃》に対する挑発行為。
特に、最後の一文はそのフォントを変え、更に大きさも変え、色も変えた。現れた言葉。
―――ただの犯罪者だ。
「ひょっとして…… あれは……」
「ん?」
シノンは、それを思い出しつつ、口にだしていた。
だが、最後まで聞く事はなかった。
リュウキは、また目を閉
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