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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第201話 何よりも強い武器
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ればならないだろう。……だが、そうなってくると、3人を殺す為に掛かった移動時間は、其々30分ずつ。その程度で移動できる圏内と言う事になるのだ。
「だけど、それは都合が良すぎる事ないか?」
次にキリトがそう訊いていた。確かに、自分の行動範囲に、丁度殺す予定の人間が集まっていた、となれば 確かに都合が良すぎるだろう。
全VRMMO内で、最もハードとされているゲーム《ガンゲイル・オンライン》。
その世界でNo.1を決める大会に出場していて、且つ条件を満たしている相手が周囲に集まっていると言うのだ。
「……でも、そうとしか考えられないでしょう? じゃないと……」
眉を顰めるシノン。だけど、リュウキはゆっくりと首を振った。次にいうのは先ほどの会話に繋がる事だ。
「……あの世界から、生還した元《ラフィン・コフィン》の連中は10人以上は少なからずいるんだ。……つまり、あいつらがまた
殺人
(
PK
)
を始めたとするなら、共犯者が、1人だけとは限らないんだ。もしも、複数の《実行部隊》がいるというのなら、同時にほかの誰かが殺されているっていうことは十分あり得る。……己の力を誇示する事が目的だとしたら、GGOトップクラスの実力者である《闇風》は恰好のターゲットになり得るんだ」
「っっ!!」
シノンはそれを訊いて、息を吸い込み、巨大な狙撃中をいっそう強く抱きしめた。薄闇の中で仄白く光る顔が小刻みに振られる。
「そ、そんな……。こんな恐ろしい犯罪に、少なくとも4人以上が関わっているかもしれない、っていうの?」
「……オレ達が拘束した元ラフィンコフィンのメンバーは、ゲームが終わる半年も前から 牢獄エリアに閉じ込められていたんだ。つまり現実世界で連絡を取り合う方法を模索、今回の件の計画。……十分すぎるほどの時間はあった筈だ。あいつらは、あの世界ででも、SAOでも 様々な手段を編み出して、PKを続けてきたんだから……。閉じ込められたからと言って、それをやめるとは思えないんだ」
キリトも、はっきりとそう言っていた。
睡眠PKや麻痺毒を仕込んだPK。
待ち伏せ
(
アンブッシュ
)
。共犯者。
様々な方法で殺しを続けてきた連中を知っているからこそ、の考えだった。
「……そこまで、なぜ、そこまでして《PK》で居続けなきゃいけないの……。せっかくデスゲームから解放されたのに、どうして……」
震えるささやき声に、反応するキリトとリュウキ。リュウキは、ただ目を閉じて……腕を組んでいた。何かを深く考えている様子だった。
キリトは、乾いた喉から、苦労しつつ声を発し答えを出した。
「……オレが、オレ達が《剣士》であろうとし、君が《狙撃手》であろうとする理由と同じなのかもしれないな」
「…………」
シノ
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