リディア魔法大学入学編
プロローグ
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「リディア魔法大学って知っていますか?」
ふと眼が覚めるとまたも夢の間。そこで今度はソーニャは美味しそうにお茶を楽しんでいた。
ハーブティーだろうか?とても涼しい香りが夢の間に漂う。
「大学…。」
「ええ。作者は精神的な理由で休学していますが…。
それはともかくとして。大学とは専門的な事を学ぶところです。」
ソーニャはふあ、とあくびをするとお茶の香りを楽しみながら呑む。上流貴族も顔負けの優雅な飲み方だ。
俺はそんなソーニャを睨みつけて。
「関係ない。」
「でしょうね。貴方は過去さえ精算できればそれでいいんでしょう。」
ですが。とソーニャは付け加えて。ソーニャはピンと人差し指を立てて。
「そこに7つの大罪の一人がいるって言ったらどうしますか?」
「それも関係ない。
…奴らは成り行きで倒した。それだけだ。」
それを聞いてソーニャははあ、とため息を突きながら。
めんどくさそうに俺を見てきた。
「ならば理由を与えましょう。
7つの大罪を倒す事が私への挑戦権だとしたら?」
「…どういう事だ?」
ソーニャはそれを言ってくすくすと笑うと人を小馬鹿にした様な感じで。
「さあ?それこそ7つの大罪に聞いてみて下さい。
さあ、そろそろおはようです。」
そうして俺の視界は光に包まれていった。
「魔法大学か。」
「いきなりなんでそうなるんだよ。」
リンはそうツッコミを入れた。
あのレヴィアタンとの死闘から3日。
アリスが俺の吸血で倒れてしまったのでライトの家で居候していた。アリスは初日こそ貧血でクラクラしていたが今はもうすっかり回復していた。
「魔法大学ですか。」
「アリスは知っているのか?」
「おい。人の話を聞け。」
俺はソファーで隣に座るアリスを見る。リンはわざと無視。
そうするとアリスは魔法大学について説明し始めた。
「リディア魔法大学。確かこの国の1番大きな大学領です。」
「大学領?」
「リディア魔法大学領。要は大学自体が都市になっているって事だ。そこでは魔法以外にも剣術や冒険ギルドの研究ができる。
さらにその中だけで使える専用通貨もあるらしいぜ?」
リンはそう言って話に入ってきた。どうやらリンの方が詳しいらしい。
俺はリンをじっと見つめて。
「なあ、リン。このリディア魔法大学って場所に入れないか?」
「魔法大学か?出来ることは出来るぞ?俺、ライト、サナの推薦状があれば特待生で入れるはずだ。」
「推薦状をくれ。」
「いきなりだな…。」
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