3話
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のはかわいいと思うが、それでは子供の喧嘩ではないか…。私が内心あきれていたのは言うまでもないだろう。
「丁度よかった、私もあなたに話があります。結城リトの情報、あなたから聞いたものとはかなり違うようです。ターゲットに関する情報は嘘偽りなく話すように言ったはず…。まさか、私を騙したわけではありませんよね?」
「いや、聞くまでもなく騙していたのだろうな。顔に出すぎだ。というか睨まれた程度でビビっているところを見ると…まさしく蛇ににらまれた蛙といったところか」
私が言ったことにリトが意味を理解したのか、笑ってしまっていた。
「従わないというならお仕置きしてやるーーー!でてこーい、ガマたーん!」
奴がそういった後に出てきたのは巨大な蛙だった。
「あれは珍獣イロガーマ!」
お前、今回で初めてしゃべったな。ペケ…
「知ってるの?ペケ」
「あれが本物なら私の天敵…」
「金色の闇…これでも従わないというのならー…いけー!ガマたん、お仕置きだ!」
直後、蛙から粘液が発射される。その粘液がヤミに付着し、服が溶けた。
「ひゃーははは!ガマたんの粘液は服をとかすのだー!」
「…下種が…」
さて、どう料理してやろうか…。そんなことを考えていると、粘液を体に浴び、体制を崩したヤミがこちらへと飛んできた。
それを私はお姫様抱っこでキャッチし、彼女に自らが作り出した服を着せた。
「な…お、おろしてください!」
「そう暴れるな、すぐにおろす」
その間に、彼女を狙った攻撃をララが受け、半裸になった上に狙われ、それをリトがかばい、ラコスポを殴っていた。そしてリトが踏みつぶされそうになった瞬間ララがラコスポを北斗百○拳並みに殴っていた。そして飛んで行ったラコスポに向かい私も溜まっていたものがあったので…
私は笑いながらこう告げる。
「彼には自分の星に帰っていただこうか。」
「え?」
そう言って私はいつの間にか投影した弓に矢を番える。
「赤原を往け、緋の猟犬!」
そうして放たれる矢はラコスポが飛んで行った方向へ向かって綺麗に伸びていった。
「強いじゃないですか、プリンセス。どうして私をかばったんですか?敵である私を」
「もともと悪いのはラコスポだもん!それにヤミちゃんみたいな可愛い女の子にひどいことするなんて許せないし!」
「可愛い…私がですか…。あなたもそんなことを言っていましたね…柊 白夜。」
「君はもう少し自分の容姿を気にするべきだと思うがね…」
「そんなことを言われたのは初めてなので…」
「ところでララ、そのヤミちゃんて
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