3話
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言はやめたまえ、リト。気持ちはわかるが…
彼女たちの戦闘が始まって数分、リトが女湯に突撃したり、ララの発明の影響を受けていたりといろいろあったが、戦闘としては緊張感のかけらもないなと思ってしまった。…そして校長、貴様はなぜ捕まらない。
どうやら彼女たちは私がリトを助けている間に神社のほうへと向かったようだ。
「リト、行けるか?」
「…お、おう、なんとか…」
どうやら限界のようだ、急がねばなるまい。
私たちが到着したとき、二人の会話が聞こえてきた。
「リトが?リトはそんな人じゃないよ?」
「…かもしれませんね」
「うん!」
「でも、依頼されれば、どんな人物でも始末する。それが私、金色の闇の仕事です。」
ララは反対する。
「駄目だよそんなの!」
「温室育ちのプリンセスにはわからないでしょうね。たった一人でこの宇宙を生きる孤独など…」
(あいつ…なんて暗い目を…)
(どうする…明かすか?私が『弓兵・アーチャー』であることを…。私もまた孤独で戦ってきたことを…)
「…そうだね、その通りだね。だからこそ私は王宮の外の世界を見に来たんだよ!私の知らないこと、まだまだたーくさんあるから!」
「ララ…」
「フッ…どうやら私の出る幕ではなかったようだ。」
彼女は驚いているようだ。無理もないだろう。かくいう私も驚いているのだから。
次の瞬間、周りに風が吹いた。
「なにをやってるんだもん!金色の闇!お前の相手はララたんじゃないはずだろ〜!?」
「なるほど…奴が依頼主というわけか…」
「じゃじゃーん!ラコスポただいま参上だもーん!」
「予想通りといえばいいのか…小者臭がする奴だな」
おっとつい口に出てしまったようだ。しかししょうがないだろう。これほどとは…
「黙れ未開の地球人!よくも僕たんのララたんをそそのかしたなぁ!」
「その前にまずララはまだだれのものでもないと思うのだが…」
その思考レベルはまるでどこぞの踏み台か英雄王ぐらいのものだぞ…
「むうーさっきから横やりいれてくるな!!!」
「おっと、これは失礼。あまりにも君の発言が子供じみていたのでな」
「むぐぐぐぐぐぐぐ…」
あからさますぎる挑発だ。というよりただの悪口になっているような気がする。
「ラコスポ!あんたがヤミちゃんの雇い主だったのね!」
「そーだよー。すべてはララたんのためだよぉ〜。」
気持ち悪い猫なで声だ。聞くのが嫌になる。
「さぁ、僕たんと結婚しよう!」
「やーだよー!殺し屋さんにリトを殺させようとするなんて最低!べー!」
舌をだして反抗する
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