第1章:平穏にさよなら
第7話「契約と加護の力」
[4/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
崎神夜...好いていた相手本人が魅了を使っていたんです。」
「嘘...神夜が...?」
信じられない顔をするバニングスさんと月村さん。
「信じられないのも分かるけど...多分、緋雪と聖奈さんもそう思ってるんじゃないかな?」
「そうなのかい?」
恭也さんが二人に聞く。
「...はい。彼が魅了を使っていた事は知っていました。...それと、彼と仲良くしている人たち全員が魅了されていた事も。」
「私も知っていました。クラスの女子皆が魅了されていましたから...。」
聖奈さん、緋雪とそれぞれが答える。
「二人には魅了とやらが効かなかったのかしら?」
「えっと、それは...。」
忍さんの質問に口籠る緋雪。...まぁ、神様特典とか意味わからんよな。
「そういう体質なんでしょう。二人とも。」
「...それにしても、どうして優輝君はそれが分かってたんだい?」
恭也さんが僕にそう聞いてくる。まぁ尤もな意見だよね。
「...これを見てくれませんか?」
目の前にパネル型のステータスを表示させる。
「これは....?」
志導優輝
種族:人間 性別:男性 年齢:10歳
ステータス▲
Level:5 種族レベル:50
体力:200 魔力:500 筋力:100 耐久:110
敏捷:120 知力:60 運:20
「僕の持つ能力...ですかね。」
僕のステータスを皆に見せるように表示する。
「ステータス?まるでゲームみたいね...。」
「まぁ、そんな感じにわかりやすくした奴ですね。他にも、こういう風に表示したりとか。」
技能:護身術、棒術、合気道、柔術、etc.
今度は僕が扱える技能を表示する。...多いから省かれとる...。
「これは他人のステータスも視れるので、それで彼を怪しんで使った結果が...これです。」
織崎神夜
無意識の魅了▲
異性を自覚しない内に魅了し、虜にする能力。
目を合わせる、会話をするなどのコミュニケーションを
取らずとも発動する。かなり無差別。
能力を持つ本人も自覚せず、魅了された者は対象に妄信
的になる節がある。一種の洗脳でもある。
他にも、魔法の資質が高い程、魅了の効果は高くなる。
逆を言えば、一般人なら比較的効果が薄い。
相応の耐性がないとこの魅了は防げない。
ただし、既に想い人がいる場合は無効化される。
解除するためには強力な洗脳などを解除する力が必要。
「何よ、この能力...。」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ