暁 〜小説投稿サイト〜
デュラララ!! cross,world≠異世界の狂者達の宴
曖昧不確定
[1/5]

前書き [1] 最後 [2]次話
「オオオオオオオオオッラアアアアアアア!!!!!!」
 自動販売機は空を駆け上がる。
 早朝から平和島 静雄は不幸だった。
 胸糞悪ぃ奴との遭遇、そのきっかけはとりあえず自動販売機投げるか的なアレだ。
 一般人なら重症・・・・・・下手をすれば―――下手をする以前に、死ぬな確実に。
 そんな朝の不運を振り払うかの様に平和島 静雄は暴れた。
 ベンチで殴る。
 柱で叩き潰す。
 超巨大な石ころを投げる等、聞けば愉快な話ぽい事を彼は、平和島 静雄は平然とやってのける。
 それを普通、当たり前と感じられるのは異常なのだろうか?
 普段の光景だと言える日はやってくるのか?
 そう考えると少年の胸の高鳴りは増した。普段の倍、それ以上の心臓の鼓動を宿し、少年は池袋の街を生きるのだ。

 折原 臨也
 職業 情報屋。
 口の達者な大人ぽい糞ガキと裏の一部の奴らから思われている糞野郎。
 人間love!俺、人間大好き! だから人間も俺を愛そうぜ!
 的な事を平然と言ってのける阿呆。例えるなら腐りかけのミカン・・・・・・平和島 静雄から言わせればゴミクズ以下の糞野郎と絶賛殺害中的な感じだ。
「ホント、しずちゃんは毎回毎回元気だね〜以前泊まった闇カジノのホテルのルールサービス並だよ、ホント」
「ア゙ア゙ア゙!!!!!」
 平和島 静雄の足元が割れた。
 コンクリートの道路がウエハースの様に。
「つうかさー俺ってしずちゃんに構ってる時間なんて無いんだよねー。
 だからさーさっさと死んでよ、マジで」
 刃物が投げられた。
 数本の刃は平和島 静雄目掛けて――――ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!?????
 拳圧で、弾き返した!?
 人間離れ、だと知ってたけど度を超えてるねーそもそも彼を人間だと思った俺の凡ミスだ。
 平和島 静雄は人間じゃない。なら、なんだって?
 簡単だよ・・・・・・・・・奴は。

「・・・・・・・・・化物」

 嫌な汗は全身びっしょりと俺を苦しめる。
 毎回、死ぬか生きるかの瀬戸際だ。当たれば死ぬ、避ければ次の死亡確定連続攻撃。
 ゲームで例えるとチート。
 刃物で腹を刺そうが、拳銃で腹を撃とうが、死なない。殺せない。
「俺のスケジュールは台無しだよ、今日は一日を優雅に過ごそうと思ったのに」
「なら、池袋に来んじゃねぇ!!!!!!!!!!!!!!!」
 そう言って平和島 静雄は暴れ回った。
 壊し、壊し、壊し・・・・・・電池の切れた玩具の様に、キレた。





「あぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁ」

 マイクテスト〜マイクテストOK?
「OK〜繋がったよ〜」
 Skype通話って凄ぇなー時代の進歩を感じるわ
前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ