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古城の狼
15部分:第十五章
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しますので」
「はい」
 彼はそう言うと部屋を後にした。僕は部屋に入ると窓の方に歩いて行った。
 窓の下を見る。そこには神父がいた。
「よし、丁度いい」
 僕はそれを見て微笑んだ。彼は城に音も無く近付いて行く。
 そして城壁を登っていく。どうやら手に鍵爪を着けているようだ。
「どうぞ」
 僕は窓を開き彼を出迎えた。彼は素早く部屋に入ってきた。
「有り難うございます」
 彼は部屋に入ると僕に対し礼を言った。
「いえいえ、それでは行きますか」
「はい」
 僕は銀の短剣を受け取った。そして二人で部屋を出た。

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