暁 〜小説投稿サイト〜
moon light fantasy
Leviathan rhapsody 4
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まずレヴィアタンが行ったのはただ浮き上がるだけ。それでもかなりのプレッシャーがあった。

「いくにゃ。
影の世界(shadow・world)!」
「「??」」

俺とリンはまず気付いたのは周りから光が消えてレヴィアタンの姿が見えなくなった事。だがヴァンパイアの俺は闇には慣れている為。闇の中でも見える。

「にゃははは!」

そうして次に分かったのはレヴィアタンがマントらしき物を翻すと共に。ライトのバーストの様な物量の黒弾が飛んできた。

「かわせ!リン!」
「俺はポケ○ンか!」

そうツッコミつつも黒弾を剣で弾き飛ばすリン。俺も夢幻剣で黒弾を弾き飛ばす。

「っりゃ??」
「にゃ??」

黒い閃光を纏わせてレヴィアタンに向かうリン。そうして黒い閃光には黒弾を弾きながら進んでいく。

「くたばれよ。」
「くたばるのは貴様にゃ!」

そうリンが言ってレヴィアタンを囲むように守る大盾が現れ、そこに黒い閃光が現れ、黒い閃光を止めリンの姿が露わになる。さらにリンの周りにはいつの間にかに360度影の槍が出来上がっていた。

「さっきのフォルツはトランスのエネルギーで全部の槍が折られたけど今度はそうはいかないにゃ!何故ならてめえは…。」

レヴィアタンはにんまりと笑って。

「ヴァンパイアじゃないにゃ♪」

ザクザクザクッ??

槍がリンに突き刺さる。そんな中、リンは槍が周りにある中。凄く楽しそう(・・・・・・)に。

「ああ、ヴァンパイアじゃないから俺だけじゃ弾けないな…!」
「にゃあ??」

レヴィアタンはリンの姿を見て驚く。何故ならリンの周りで槍はまるで見えない盾(・・・・・)で動きを封じ込められていたからである。
そうしてリンは得意げに叫ぶ。

「だけど!俺には仲間がいる??」

レヴィアタンは呆然として。

「これは…まさかにゃ…。」

そう言って慌ててレヴィアタンはサナの方を見るとサナが立ち上がって、リンに『不可視の大盾(invisible・barrier)』を発動させていたのだ。

「リンも守るよ…!ライトと一緒に護ってくれたもの!」
「こん…の??」

サナに向けて再び黒い槍を放とうとするが今度は雨と風の暴風雨がレヴィアタンの動きを阻害し、大盾をも吹き飛ばした。

「にゃあ??」
「させると思いましたか?この変態。」

そうして今度は違う角度で目覚めたアリスがいつものジト目でレヴィアタンを罵りながら『暴風雨の矢(スコール・スピア)』をはなつ最中だった。
そして珍しくアリスは笑って。

「さあ、決めて下さいね?フォルツ。」
「ああ。決めますよ。姫!」

そう言ってレヴィアタンの前まで飛ぶとフォルツは思い出したかのように。
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