裏部隊
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世界には表と裏が存在する。それは、決して異常な事ではない。そして、ここにも裏の住人がいた。
「はぁ〜学校って面倒くさい。」
「ははは....仕方ないさ。我慢しよ。」
と、言っても普段はごく普通の高校生なのだが。
ここで簡単な自己紹介と行こう。俺の名前は黒鐘 真白(くろがね ましろ)。名字と名前が真反対の駒王学園の二年生だ。まあ、原作主人公と同じだな。そして、俺と話しているのは、和泉 杙奈(わいずみ くいな)。一応、同じクラスだ。いつも一人でいる俺に声をかけてくる優しい少女。
「にしても.....相変わらず五月蝿いなぁ、あそこのエロ三人は。」
「あはは...仕方ないよ....」
最早呆れるぞ。今は原作開始の本当に少し前。ここまでが長かった。神様に殺されて転生したが赤ん坊からやり直すことになるとは....まあ、そのおかげで今があるのだが。俺は、裏世界の住人の一人で、とある部隊に所属している。まあ、簡単に言うと、『人外』だな。
「しっかし、よくもまあ、俺に話かけてくるな。」
「だっていつも一人でいるもん。」
「そうか?それに俺は学校では嫌われてるはずだか?」
ありゃりゃ、この人、学校でどれだけ自分が有名か知らないよ。なら、教えてあげなくちゃね!
「まったくもぉ。君は学校では結構モテてるんだよ?」
「Why?」
「成績優秀でスポーツ万能。容姿もフワフワの白髪で不思議なくらい、心が和むし。」
「おいおい、それは何処のドイツがそう言ったんだ?」
いや、ガチな方で知らなかった。なるほど、だからすれ違うごとに周りから見られて、原作主人公には睨まれるんだな。酷いよなぁ、これから協力するかも知れないのに.....
「ま、何にせよ、やっと学校も終わったし帰るとしますか。」
「そうだね。それじゃ、さようなら。」
「おう。」
疲れるねぇ学校は。何も知らない人間が当たり前のように過ごしている学校。俺にとっては、監獄なのだが。
と、そこでケータイが鳴る。
「はい、もしもし?」
『ああ、真白か。任務が出たぞ。』
「え?参謀から?」
『ああ。なんでも、特例だから早めに終わらせてくれって。』
「特例?」
特例の一言で僕は思考の海に沈んでいた。最近のニュースでは特に難しい任務に行き着く内容は無かったと思うが。
『ま、仕事の内だ。さっさと戻ってこい。』
「了解。」
所変わって基地〜。
「おう、戻ったな。」
「ああ。特例と聞いてな。で、一体どんな野暮用だ?」
「特例って言っても依頼は単純、ちょっとしたマヒィアを潰すことだ。」
「それだけ?」
本当に単純だ。でも、一誠が告られるとこ、見損なったなぁ〜。仕方ないか。とか、考えていると...
「因みに、特例の理
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