暁 〜小説投稿サイト〜
ローゼンリッター回想録 〜血塗られた薔薇と青春〜
第7章 第5次イゼルローン攻略戦へ 前篇
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ー制御室へ侵入!
第1,4,5小隊は俺についてこい!」
この第4,5小隊は今回のローゼンリッター連隊戦力拡張に伴い増設された小隊だ。
指揮官はコール・ハルトマン少尉:第4小隊長、ニール・グスタフ少尉:第5小隊長で2人とも今年幹部養成所を卒業したてだが若くて戦技、戦術ともに優秀な少尉たちだ。
一気に第3ブロックを駆け上がる。
途中で今回の演習の敵役である第33白兵教導連隊が我々ローゼンリッター連隊第3中隊250名に襲い掛かる。
しかし、われわれはそんな簡単に負けはしない。
今も敵が目の前に1個中隊はいそうだが、楽勝である。
敵の一団との間合いを一気に詰める。
敵の大尉の階級章を付けた奴が面を打ってくる。
右へ思いっきりそれて抜き胴。
奴はドロップアウト。
左から、2名!
敵との間合いを詰める。
左のやつのすねを切断。右のやつの腹部を下から切り裂く。
脛を負傷した奴にとどめを刺す。
私は、辺りを見渡し
「いくぞ!まだまだ序の口だ!前進!」
突入想定開始から5分が経過。
おそらく第1特殊作戦コマンドの隊員たちは通気口を通ってコンピューター制御室への通路のコードを解除しているはずだ。
さらに4ブロック駆け抜ける。
すると目の前に扉が現れる。
その扉には「第3原子炉制御室」と書かれている。ここから侵入して通気口を通って制御室へと向かう。
レナ大尉へ連絡を入れる
「こちらラビット1
ラビット2聞こえますか?どうぞ」
レナ大尉―
「こちらラビット2
にんじんは確保。
繰り返すにんじんは確保した。
あとは穴に放り込むだけ。
どうぞ」
私―
「ラビット1
了解。15秒後に放り込む。通信終わり。」
にんじん=コンピューター制御室への通路確保
穴に放り込む=第3原子炉制御室確保
である。
マッケンジー中尉(4月2日昇進)に命じてドアの爆破を命じる。 
中尉は
「爆破まで5秒
5・4・3・2・1! 爆破!」
「ボーン」ドアが吹き飛ぶ。
今回はフラッシュパンを投擲しない。
制御室天井を見上げると、通気口から射撃する第1特殊作戦コマンド隊員が見えた。
われわれが入る間もなく、制圧が完了する。
この第3原子炉制御室制圧は陽動であり、コンピューター制御室制圧への通過地点の一部である。
第1特殊作戦コマンド隊員たちがつりさげたロープを伝って通気口に入る。
レナ大尉が
「シュナイダー。
このまま300m直進後その時の十字路を右折すればコンピューター制御室通気口へ出る。
時間は上出来よ。このままいきなさい!」
まるでお母さんみたいだが、これもレナ大尉のユニークさでもありありがたいことだった。
「了解です!
行ってきます!」
第1特殊作戦コマンド隊員5名とローゼンリッター4名を連れて制御室
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ