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白鯨とクラーケン
第四章
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ディッグを書かせてもらいます、そして」
「そして、とは」
「貴方や貴方の乗っておられる船の方々も出させて頂いて宜しいでしょうか」
 イシュメールに問うのだった。
「そうさせて頂いて」
「じゃあ船長にお話しますか」
「是非お願いします」
 メルヴィルはイシュメールに頼んだ、そしてだった。
 彼はエイハブと会い快諾してもらった、そのうえでモビーディッグと彼等の戦いを描いた小説を発表した。これが白鯨という作品であるがメルヴィルの生前はさして注目されなかったらしい。海にいるモビーディッグと彼のライバルであるクラーケンはそのことを知る由もなくだった。彼も死後も争い続け噂では今もそうであるらしい。運のいい人は太平洋の何処かで彼等の戦いを見られるだろう。


白鯨とクラーケン   完


                         2015・4・22
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