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馬脚を表す
第三章
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 道行く人々は不思議に思いだ、こう言うのだった。
「あれっ、何か」
「馬の蹄の音が」
「何でなんだ?」
「馬なんかいないのに」
「これはまずいな」
 真司は周りの人達の言葉に暗い顔で呟いた。
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