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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
ウェンディvs.シェリア
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ナツ、ルーシィ、シリルもウェンディと同じように、なぜシェリアが無事なのか理解することができない。

「天空の滅神魔法はウェンディやシリルができなかった自己回復ができる。悪いが、勝ち目はないと思え」
「よく言うぜ。さっきまで慌ててたくせに」
「貴様が言うな!!貴様が!!」

ドヤ顔のリオンとそれに突っ込むレオン。それを聞いたシリルたちはますます驚愕する。

「なんという少女だ」
「リオンめ、こんな隠し玉を・・・」
「とんでもない人が出てきちゃいましたね」

感心するエルザと表情を歪ませるグレイ。そして平静を装うシリル。しかし実際はシリルの心の中は自らの傷を癒すことのできるシェリアと戦わなければならないウェンディのことでいっぱいだ。

(シェリアさんにどうやったら勝てるんだ?自分の傷を回復されるんじゃ・・・為すすべがない)





「思いきりやれと言ったのになぁ」
「まだ本気出してねぇな、あいつ」
「どんだけ強ぇんだよ!!」

ジュラとユウカがそう言い、トビーがキレる。

「さすが私のいとこですわ!!」
「あんたより遥かに強いよ!!」

自分のいとこの強さに惚れ惚れしているシェリーとそれに対して指をクルクルさせながらそう言うオーバ。

「シェリアは昔から何をやっても優秀だった。俺と違って魔法学校を飛び級で卒業。今はジュラさん、リオンくんに次ぐ蛇姫の鱗(ラミアスケイル)のNo.3だからね」
「・・・」

嬉しいのか、悔しいのかわからないような表情と声でそう言うレオンを隣で見ているリオン。

「(こいつはずっとシェリアに負けてると思ってるけど、本当はレオンがうちのNo.3なんだがなぁ・・・)言わなくていいか」
「え?何が?」

リオンの独り言に思わず反応するレオン。しかしリオンに「気にするな」と言われ、「そう」とだけ答え素直に闘技場に視線を戻す。

「うぅっ・・・」

対戦者のシェリアに向き合うとするが魔力の消耗が激しくふらつくウェンディ。

「大丈夫?もう降参しとく?」

それに対し余裕綽々のシェリア。対照的な2人の少女。果たしてこの勝負、どうなってしまうのか。







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