ウェンディvs.シェリア
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の魔法の名前をいう。
「天空の滅神魔法」
「咆哮!!」
「怒号!!」
ぶつかり合う両者のブレス。そのあまりの衝撃に会場中をものすごい風圧が襲う。
「のーーー!!」
『おーーー!!』
スカートを押さえる初代とカツラが飛ばされていくチャパティさん。俺たちはその風に飛ばされないように体に力を入れて耐える。
「マジかよ!!」
「すげぇな!!」
「ちょっとぉ!!」
「飛ばされるぅ!!」
エルザさんを除く妖精の尻尾Aチームがそう叫ぶ。その風力が2人の力の強さを物語っている。
「OH!!猛烈ッ!!」
「やめろよオババ!!」
「夢に出るよ!!」
蛇姫の鱗のマスターオーバさんがスカートを押さえ少しふざけているなをユウカさんとトビーさんが怒鳴り付ける。そんな中、リオンさんとレオンは全く気にすることなく闘技場を見つめている。
「ふっ」
「やっぱりさすがだね」
リオンさんとレオンはそう言う。
「あなたは・・・」
風が止み、2人の姿を確認することができるようになる。そこには力負けしたのか、ボロボロになっているウェンディと、
「天空の滅神魔導士』
「神殺しの魔法の使い手だ」
無傷で仁王立ちするシェリアさんがいた。
「滅神魔導士・・・」
「あいつの他にもいたのか」
俺とナツさんはその単語に聞き覚えがある。今から7年前、敵として出会ったある男の使う魔法も同じ名前だった。
「知り合いか?」
エルザさんは俺とナツさんに質問する。
「グリモアの・・・新八郎とか言ってたか?」
「ザンクロウです!!」
ナツさんの口から出てきたどこの誰だかわからない名前に思わず突っ込みを入れる。てかナツさんの方が俺より関わってたのになんで名前を覚えてないんですか!?
「その人が滅神魔法を?」
「はい。それとかなり強くてナツさんがかなり苦戦してましたからね」
ルーシィさんに俺がそう答える。ナツさんより力のある炎を扱い、ナツさんのほのおもペロリと平らげることができるザンクロウ。さらに、ザンクロウの火はナツさんは食べることができなくて圧倒されていた記憶がある。
「何言ってんだシリル!!全然大したことなかったし!!圧勝だったし!!」
「そうですか・・・」
負けず嫌いのナツさんは俺の前言に食って掛かる。ナツさんがそう言うならそう言うことにしておきましょうか、今はこの話、全然重要じゃないし。
「相手が何者であれ、今ウェンディは1人で立ち向かわねばならん。ここからがウェンディの正念場だ」
エルザさんの言う通り、俺たちにはここからウェンディに向かって声援を送ることしか
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