ウェンディvs.シェリア
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「思いっきりやってきなさい」
「はい!!」
ジュラさんに声をかけられ、シェリアは手を上げ元気に返事をする。
「負けたら回すよ!!わかってるね?」
オババ様はシェリアに渇を入れている。俺も昔回されたことあるけどオババ様は容赦ないからなぁ・・・まぁ、シェリアか負けることはないし回されることもないと思うけどね。
「それではお待たせしました!!両選手の入場カボ!!」
マトー君がそういい、シェリアとウェンディが闘技場へと向かう。
「じゃ、行ってくるね!!レオン」
「あぁ、わかってる」
シェリアが俺に歩みよりそう言うのでわかってるということを伝えると、なぜか頬を膨らまし怒ったような顔をする。
「「頑張って」は?」
「は?」
「「頑張ってね!!」とか言ってくれないの?」
なんだ、シェリアは声援がほしいわけね。力はあるのにそういうところはまだ年相応ってことか。
「シェリアが勝つって信じてるから、頑張ってね」
「うん!!ありがとう!!」
俺がそういうとシェリアは笑顔になり、闘技場へと走っていく。
「ナイスアドリブだな、レオン」
「今のはレオンにしては珍しくファインプレーだな」
「これでシェリアもいつも以上に頑張れるな」
「オオーン」
リオンくん、ユウカさん、ジュラさん、トビーさんが何か言っているけと俺は気にすることなくシェリアの試合を見るために闘技場へと視線を落とした。
シリルside
「行ってきます!!」
「頑張れ!!ウェンディ!!」
ウェンディはようやく大魔闘演舞初参戦ということで気合い十分!!急いで闘技場へと向かって走っていく。なんか転びそうな気がするのは俺だけか?
闘技場を見つめる俺たち。最初に姿を現したのは対戦相手のシェリアさん。
ガッ
「あ!!」
ドタンッ
「きゃうっ!!」
闘技場に走ってきたシェリアさんは足元の石につまずき転んでしまう。それを見た観客たちは大笑いする。
「あ・・・あの、大丈夫ですか〜?」
転んだシェリアさんを心配し駆けていくウェンディ。しかし・・・
ガッ
「おっ!!」
バタンッ
「あう!!」
案の定ウェンディも足元にある小石につまずき転倒する。対戦する両者が共に倒れるという珍事が起き、観客たちは笑いが止まらない。
でも大丈夫、まだ何かにつまずいただけ成長している!!昔は何もないところで転んでたからな。
「よ・・・よろしくお願いします」
「うん。よろしくね」
つまずいた2人は体を起こし、相手に挨拶をする。
「大丈夫かしら?あの子」
「どっちも試合前から転ぶ
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