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パレオ
第四章
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る時間を楽しんだ、しかし。
 可愛いしかもスタイルのいい女の子を見てだ、マリーはくすりと笑って言った。
「声をかけようかしら」
「女の子はなんだね」
「ええ、今も好きよ」
 こう言うのだった、夫と夜の約束をしながらも。タヒチの海と空、砂浜と雲。それぞれの青と白も見ながら。


パレオ   完


                      2015・9・29
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