第1章:修正の始まり
第3話「増える住人」
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いや、俺を基準にされても困るなぁ...。
「大丈夫だって。それは優先度が一番低い奴だし、こういう事にチャレンジすれば自分の新しい力に気付くかもしれないしさ。」
「はぁ...?」
「ま、とにかくやってみなよ。そっちのコンピュータが空いてるからさ。」
「分かりました...。」
そう言って隣のコンピュータの椅子に座って作業を始めるユーリちゃん。
「(...案外、彼女は解析とかの能力に長けてるかもしれないしな。)」
なんとなく。そう、なんとなく感じたからユーリちゃんをこの仕事に割り当ててみた。
秋十君のように才能に恵まれなかったらしいけど、なんの才能にも恵まれていないなんてありえない事だ。
俺や束、千冬のようにあからさまに秀でてる場合もあれば、ひっそりと目立たない才能を持っている者もいる。秋十君の場合はまさにそれだ。...才能と言うには少し違うが。
「(なにはともあれ、新しい家族だ。仲良くしていこうな。)」
そう考えて俺も俺の作業に戻っていった。
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