第1章:修正の始まり
第3話「増える住人」
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「りょーかい。」
会社を立ち上げるための資料や、IS関連の事を束に頼まれる。早速自室に戻り、俺専用に用意されたコンピュータに向かって作業を始める。
コンコン
「....うん?どうぞー。」
「あの....。」
ドアをノックして入ってきたのはユーリちゃん。
「どうしたんだ?」
「いえ...その...。」
もじもじしながら遠慮がちに何か言おうとする。
「...私も何かしなくてはいけないと思ったので...。」
「あー...もしかして色々と遠慮しちゃってる?」
「...はい。」
気にしなくてもいいって言っても、ユーリちゃんの性格なら意味ないだろうしな...。
「...しょうがない。作業しながらで悪いけど、相談に乗るよ。」
「す、すいません。作業中に...。」
「いいっていいって。他の事しながらの方が案外捗ったりするから。」
カタカタとキーボードを叩いていく。おっ、ここはこうすべきだな。
「あの、そういえば何をしているんですか...?」
「うーん...世界を変えるための下積み?」
会社を立ち上げて、ISに革命を起こす...と言うより本来の姿に戻すって言う方が正しいか。それを行ったりして女尊男卑をなくしたり...。まぁ、色々するな。
「下積み...ですか。」
「まぁね。女尊男卑をなくして、ISを男女共に使えるようにしたり、束の...いや、俺たちの本来の目的の宇宙進出へ辿り着くにはこれくらいしないとな。」
「....凄いんですね...。」
まぁ、天災が二人で協力してるからな。これぐらいはできないと。
「ユーリちゃんは何かしたいとは言うけど、今は特にする事はないんだよね。一応、家事は当番制にしてるからそう言うのはするだろうけどさ。」
「そう...ですか...。」
「まぁ、秋十君だって、やる事がないから...と言うか、努力をする事がやる事って感じかな。今日みたいにただただ努力して強くなったりしてるし。」
クロエは全員のサポートかな。もしくは器用貧乏とも言えるな。
「ユーリちゃんは見たところ、アウトドア系じゃないから、必然的にサポートやコンピュータ関連になるけど、それでも手伝う?」
「...はい。手伝わせてください。」
「よし分かった。じゃあ、早速で悪いけど、このデータを解析・整理しておいてくれ。」
そう言ってIS関連のデータを渡す。
「い、いきなりISですか!?」
「大丈夫。ほら、ISの解析とかのための本。これ見ながらでもいいしさ。」
「わ、私、コンピュータはさすがに操作できますけど、神咲さんのように速くなんて...。」
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