第1章:修正の始まり
第3話「増える住人」
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「...うん、いいよ。ここに住んでも。」
「い、いいんですか?」
あっさり許可されて驚くユーリちゃん。
「いやぁ、事情を聞くだけでも放っておけないし、あっ君と似た境遇ならなおさらだよ。」
「そ、そうですか...。」
ユーリちゃんは最悪の事態にならずにホッとしているようだ。
「篠ノ之博士って、大事に思っている人物以外には辛辣だと思ってましたけど、そうじゃなかったんですね。」
「あー、えっと、以前の私はちょっとおかしかっただけで...いや、人見知りで無愛想になるからあながち間違ってない...のかな?」
「ま、根はいい奴だ。そう思い詰める必要もないさ。」
そう言えば、ニュースとかでの束の性格は親しい人以外には横暴な感じだとか言われてるよなぁ。
「...これからよろしくお願いします。」
「うん。ようこそ、私の研究所へ!」
こうして、また一人仲間が増えた。
「...ところでお二人はどんな関係なんですか?」
「え?えっとねー、夫h<ベシッ>あだっ!?」
「幼馴染だな。よく似ているとか言われてたよ。」
おかしな事を抜かしそうになったのでチョップで黙らしておく。
「あはは...。ホントにそっくりですもんね...。」
「実は双子だとか言われたりしたが、遺伝子上一切関係ないからな。」
「もし姉妹とかだったら結婚とかもできn<ベシッ!>っつぅ〜っ!?」
またふざけた事を抜かしたのでもっと強くチョップしておく。
「俺は男だっつの。」
「...仲いいですね。」
「ま、親友だからな。」
「親友...ですか...。」
...っと、やべ、ユーリちゃんにはきつい事だったか?
「...ユーリちゃんも、俺たちと仲良くなろうぜ?」
「えっ?」
「まぁ、年は離れてるけど、ここに住むんだから、仲良くならないとな?」
あまり気の利いた言葉じゃないけど、安心はさせておきたい。
「と言うか私から仲良くなるよ!良く見れば何この子!?すっごく可愛らしいんだけど!?」
「きゃっ!?」
束が突然ユーリちゃんに抱き着く。
「なでなでしたい!というかこのふわふわな髪をもふもふしたい!」
「やべ、束ってこんな可愛い物好きだったか?対処が分からん...。」
以前は見なかった行動にどう対処すればいいか俺は困惑する。
「あ、あああああの...はな、離してください...!」
「とにかく、おらっ!」
「あぐぁっ!?」
束が暴走した時はチョップすれば万事解決だな。
「可愛いのは分かったから暴走するな。」
「はーい...。」
ユーリちゃんを
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