第1章:修正の始まり
第3話「増える住人」
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こまで凄いとは思わなかったよー。束さん、気迫で負けるところだったよ。」
確かに、後半の秋十君の気迫は、相当な凄さだった。思わず俺も冷や汗を流すほど。
「...なぁ、秋十君、君は一体、どれほどの努力を重ねてきたんだ?」
「えっ...?えっと...俺は人より才能が少なかったので、暇さえあればひたすら竹刀を振ったりしてきたので、どれくらいと言われても...。」
「...いや、大体わかった。」
少なくとも、常人の二、三倍は努力してるだろう。もしかしたら五倍かもしれない。
「...これ程の“力”を見つけられないとは、周りの目も曇ったもんだな。」
「...そうだね。お父さんやお母さんは気づいてたけど、洗脳された私達は気づいてなかったよ。」
洗脳は仕方ないと思うが...。というか、やっぱりあの二人は気づいていたか。
「ま、大体秋十君の強さは分かった。」
「は、はぁ...。」
「とにかく、着替えて戻るぞ。」
秋十君は自分の力がどれほどのものか実感していないようだけど、今は置いておこう。
「【束、言った通り、研究所を潰しておいたぞ。】」
【りょうかーい。じゃあ、見つからないように戻ってきてね。】
あれから数週間後、俺は今ドイツにあるとある違法研究所を潰してアジトに帰るところだ。
あれからした事と言えば、まずは俺のISをプロトタイプから第三世代レベルまで強化した(俺と束で一気に済ませた)事と、会社を立ち上げるための準備とかだな。それと、違法研究所の場所も探し出したりしている。
「さて、さっさと戻るか...。」
ISで飛びながらアジトへ向かう。束から貰ったステルス装置を使ってあるから簡単には見つからないはずだ。
「....うん?」
ふと、そこで気がかりなものが見えた。
「...なんだ?あのいかにも怪しい車は。」
視界に寂れた倉庫とそこに停めてある一台の車が映る。
「...見に行くか。」
なにやら嫌な予感がしたので、ISでそこに向かう。
「...やっぱり誘拐だったか...。」
ステルスで見張りにばれないように倉庫の中をハイパーセンサーで探ると、大人が数名に、子供...それも少女の反応があった。
「(おまけに状況はよろしくないようだ...。)」
中から誘拐されたであろう少女の嫌がる声が聞こえる。...このままではR-18な展開になってしまうな。
「(それじゃあ...。)」
「うごっ!?」
「なっ!?どうしtガッ...!?」
さっさと見張りの二人を気絶させ、こっそりと中へ入る。
「いやっ!やめ
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