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英雄は誰がために立つ
Life16 追い詰められたゼノヴィア
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ての戦闘を任せる典型的な魔法使いだろうから、今はそれで良いだろ」

 これからハサン・サーバッハの事についても調べなきゃならないアザゼルは、気怠そうだ。
 それをサーゼクスは、別に気にした様子は無いように反応する。

 「そうだね。後はタンニーンを圧倒してサーヴァントだけど、実際戦った士郎とイッセー君からしてどうだった」
 「銀色に鎧を着こんだ全身黒い、いえ・・・・・・暗闇みたいなやつで、タンニーンのおっさんの焔の息吹を食ったり、それを攻撃に利用してました」
 『それとその化け物に跨っていた奴は、相棒の溜めに溜めたドラゴンショットをいとも容易く無効化していたぞ?威力だけなら既に上級悪魔の魔力弾を超えるモノだったと言うのにな』

 ドライグが一誠の補足説明をした。

 「跨る・・・・・・つまりそいつはライダーか」
 「でしょうね。基本的にライダー自身はそれほど強くないと言う通り、そこまでの強さはありませんでしたよ?少なくとも白兵戦には慣れている様子には思えませんでした。それともう一つ」
 「ん?」
 「俺の攻撃によって謎の幻想種を包む白銀の鎧が一部分破損したとき、そいつは宝具であるにも拘らず、ライダーを攻撃したんです」
 「・・・・・・なるほどな。ライダーの足が幻想種である場合、ライダー自身に忠義或いは信頼している場合と無理矢理服従あるいは隷属させている場合の2つだが、その幻想種は後者の様だな」
 「そして何らかの条件が解除されたのでその幻想種は、ライダー自身に反逆行為をした・・・・・・ということかな?」

 士郎の説明にアザゼルとサーゼクスは、各々で考えた自己分析を口にした。

 「そうなんでしょうね。その後にそいつは、鎖で幻想種を拘束して大人しくさせていましたよ?」
 「鎖・・・・・・士郎が前に使っていたモノと何か関係あるのかい?」

 リアス達の証言により士郎はコカビエルとの戦闘で、鎖を使って動けなくしていたと言うのをサーゼクスは覚えていた。

 「関係ありませんよ」
 「そうか――――」
 「あの、俺、その鎖から何か嫌な気を感じたんですけど?」
 「イッセー君が・・・」
 「・・・・・・とすると、悪魔の弱点となるようなもんってことか?こりゃ厄介だな。これからそいつと遭遇した場合、悪魔のお前らは基本的に戦わずに逃げろよ」
 「タンニーンを圧倒する奴よ?そんな鎖が無くとも逃げるわよ!」
 「ご尤も」

 アザゼルの忠告に対してリアスが受け止めて返した。
 その事に必要なかったかとアザゼルは苦笑する。

 「残りはアーチャーとランサーだけど。人影は見てはいないけど、毒矢を使う敵に死傷者多数の基地からの報告はあったよ。士郎の友人(・・)であるレウスが追っ払ってくれたらしいが」
 「それ
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