暁 〜小説投稿サイト〜
ToLOVEる 地球人の殺し屋と…
1話
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
の奥義が何かわかってしまったであろうが、まだでてくるのはだいぶ先なので安心してくれたまえ

「じゃあ、今日うちに来てくれるか?」

 おっとそういえばリトとの会話の途中だったな。

「あぁ、構わんよ。帰りに直接寄ってもいいだろうか?」

「おう。それでいいぜ。美柑も喜ぶよ」

 美柑とは、リトの妹だ。これがまたできた妹で、普段両親のいない結城家の家事をしている。まだ小学生なのに…まだ小学生なのに!(大事なことなので2回言いました)

「じゃあ今日の放課後な!」

 リトはそう言って自分の席に戻っていった。


〜放課後〜

「ハク〜!そろそろ行こうぜ!」

「ああ、すぐに行く。少し待っていてくれ。」

 そのまま学校を出てリトの家を目指す。…だがその前に一つ解消しなければならない問題がある。

「…ララ、さっきから私を見ているが、何かおかしなところでもあるのか?」

「う〜ん…なんだろう。ハクってどこかで会った気がするんだけど…どこだったかな〜?」
 
 なかなかに物覚えというか、記憶力がいいらしい。といっても会ったのは『アーチャー』としての私だからな。覚えてないのも無理はない。いずれ明かす時も来るだろう。それまでは、まだ黙っていよう。

「そんなことはないと思うがな…。リトを通じて出会ったのだから」

「そうなんだけどな〜。う〜んどこだったかな〜」

 侮れんな。デビルークのプリンセスも。

「ただいまー」

 おっと、家についたようだ。ララも続くようにして家に入っていく。

「おかえりー、リトー、ララさーん」

「邪魔するぞ、美柑」

「ハク!?い、いらっしゃい!」

 美柑は顔を赤くして俯いてしまった。いったいどうしたというのか。

(ハクが来るなんて聞いてないよ〜!!リト―!!)

「美柑?顔が赤いぞ?どうかしたのか?」

「いっいや!なんでもないよ!」

「そうか、無理はするなよ。小学生の身でありながら、家事までしているのだ。無理をして倒れてしまっては元も子もないぞ。お前は少し頑張りすぎだ。もう少し休め。」

 私が美柑に伝えると、美柑は更に、顔を赤くしてしまった。熱でもあるのだろうか。

 その後、私たちは学校での他愛ない話のあと、リトに数学を教え、美柑の作ってくれた料理に舌鼓をうちつつ、皆でゲームをしたりと、たくさん遊んだ。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ