1話
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の奥義が何かわかってしまったであろうが、まだでてくるのはだいぶ先なので安心してくれたまえ
「じゃあ、今日うちに来てくれるか?」
おっとそういえばリトとの会話の途中だったな。
「あぁ、構わんよ。帰りに直接寄ってもいいだろうか?」
「おう。それでいいぜ。美柑も喜ぶよ」
美柑とは、リトの妹だ。これがまたできた妹で、普段両親のいない結城家の家事をしている。まだ小学生なのに…まだ小学生なのに!(大事なことなので2回言いました)
「じゃあ今日の放課後な!」
リトはそう言って自分の席に戻っていった。
〜放課後〜
「ハク〜!そろそろ行こうぜ!」
「ああ、すぐに行く。少し待っていてくれ。」
そのまま学校を出てリトの家を目指す。…だがその前に一つ解消しなければならない問題がある。
「…ララ、さっきから私を見ているが、何かおかしなところでもあるのか?」
「う〜ん…なんだろう。ハクってどこかで会った気がするんだけど…どこだったかな〜?」
なかなかに物覚えというか、記憶力がいいらしい。といっても会ったのは『アーチャー』としての私だからな。覚えてないのも無理はない。いずれ明かす時も来るだろう。それまでは、まだ黙っていよう。
「そんなことはないと思うがな…。リトを通じて出会ったのだから」
「そうなんだけどな〜。う〜んどこだったかな〜」
侮れんな。デビルークのプリンセスも。
「ただいまー」
おっと、家についたようだ。ララも続くようにして家に入っていく。
「おかえりー、リトー、ララさーん」
「邪魔するぞ、美柑」
「ハク!?い、いらっしゃい!」
美柑は顔を赤くして俯いてしまった。いったいどうしたというのか。
(ハクが来るなんて聞いてないよ〜!!リト―!!)
「美柑?顔が赤いぞ?どうかしたのか?」
「いっいや!なんでもないよ!」
「そうか、無理はするなよ。小学生の身でありながら、家事までしているのだ。無理をして倒れてしまっては元も子もないぞ。お前は少し頑張りすぎだ。もう少し休め。」
私が美柑に伝えると、美柑は更に、顔を赤くしてしまった。熱でもあるのだろうか。
その後、私たちは学校での他愛ない話のあと、リトに数学を教え、美柑の作ってくれた料理に舌鼓をうちつつ、皆でゲームをしたりと、たくさん遊んだ。
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